
木屋町にある[京料理 ちもと]で300年続く伝統と...
かつては伊藤博文の常宿で、昔から多くの文人や俳優が通う京料理店。杉皮塀が続く石畳を抜けると、明治期の面影を随所に残す数寄屋造りの建物がお出迎え。
夜1万3662円~の納涼会席には、炭火を燻した炉で供される鮎の塩焼きとよもぎ麩田楽など、見た目や香りも楽しい逸品が続く。さっとダシにくぐらせて味わう鱧しゃぶは、正に旬。希望があれば、関取であった先代から継承された名物・鴨川鍋に変更可。井戸水でとったダシを活かした品々は、繊細な工夫が光る京懐石の真骨頂だ。