京都・嵐山の［福田美術館］が開館3周年を迎えることを記念し、2022年7月16日（土）より約1800点の所蔵作品から未公開の近代絵画を中心としたコレクション展が開催される。
展示予定の作品計97点のうち、半数近くが初公開となる。横山大観や上村松園など画壇を代表する画家の有名作品や、35年ぶりの公開となる杉山寧の大作《慈悲光》をはじめ新しい日本画のスタイルを切り開いた作家たちの名品を一挙公開。
さらには人形浄瑠璃で知られる近松門左衛門の作品集『大近松全集』（1923）の付録として当時の一流画家たちが製作した版画13点と、その原画5点も公開されるなど、美術館が収集してきた近代美術作品の幅広さ・多様さが感じられる充実の展示内容となっている。展示替えを挟んで何度も訪れたい。