
[2023]京都・お正月に開いているお店 10選
京都ならではの歴史情緒を感じられる町家。路地奥にひっそりと佇む隠れ家や、カウンターで店主との会話も楽しい注目店など町家づくりの居酒屋と酒場7軒をピックアップ。町家の心地よい雰囲気に酔いしれながら、自慢の絶品メニューとともに日本酒やワインを楽しんでみませんか?
珍しい屋根の造りが吹き抜けから見下ろす築90年以上の京町家。井上愛さん、紗也佳さん姉妹が、定番メニューや季節の食材を使った一品ものでもてなしてくれる。料理に合う日本酒は愛さんがセレクトしてくれるのでおすすめを聞いてみて。
豚と鶏のミンチを使用したシュウマイ500円。中に入っているレンコンのシャキシャキとした歯応えがアクセントに。
京都駅エリアの人気居酒屋[漬け野菜isoism]出身の脇坂夫妻が、14時から楽しめる酒場をオープン。カウンター越しの会話を弾ませながら、心も温まる家庭料理を提供。母の得意料理を再現したというケイコのテール煮込みをはじめ、自家製ぬか漬け、チューリップの唐揚げなど、お酒がすすむメニュー揃い。
3時間ほど下茹でした後、ひと晩置いて余分な脂を取り除くのが美味しさの秘訣。ケイコのテール煮込み(特大)2200円~。
大阪福島に本店を構える[ぽんしゅや三徳六味]が、四条烏丸店に続き京都2店舗目を出店。「京都散策の後に、椅子があるなら行きたい」という声に応え椅子13席を用意。冬の食材と豊富な日本酒、そこに椅子で寛ぐor立ち飲みを楽しむ、という選択肢も加わったことで最高の酒場空間に。
大根190円や、ねこ型はんぺん=にゃんぺん290円、京赤地どりのつくね390円など、全25種前後のおでん各種190円~。
東洞院三条の[巴里本舗]を引き継いで20年以上、愛着を注いだ空間から2020年秋に町家に移転。「僕も常連さんも年を重ねてきて、落ち着いて飲める店が良くなってきたなぁ」と笑う店主の藤井さん。天然真鯛の昆布締めマリネ、タルタルで味わうタラフライなど七条の[山定商店]で仕入れた鮮魚を使った洋食メニューが充実。
真鯛、鱧の炙り、カツオの炙り、ブリなど、その日のおすすめを少しずつ、鮮魚の盛り合わせ1350円。ゲランドの塩を添えて。
街中の路地裏に佇む京町家。一歩足を踏み入れるとスタイリッシュな空間が迎えてくれる。近江軍鶏や近江黒鶏など、店主の地元である滋賀県産の素材を使用した焼き鳥をはじめ、手作りのカッサータやお酒がすすむ絶品スイーツも。
(左)骨なし手羽ネギ入り260円。手羽から染み出るジューシーな脂と、ねぎの甘みが絶妙に合わさった逸品。(右)近江軍鶏もも390円は、旨みとしっかりした歯応えがクセになる。塩で肉本来の旨みを楽しんで。
二組の仲睦まじい夫妻が、まるで友人をもてなすかのように接客してくれるアラカルト中心の店。「ワイン好きの人と日本酒好きの人が一緒に来ても、それぞれにぴったりな料理を楽しんでほしいから」と、鮒ずしポテサラ、タンドリー風の羊、空芯菜ペペロンなど、お酒と相性抜群のメニューが多彩に揃う。
いわしタプナード1350円は、黒オリーブやケッパーなどに梅を加えたオリジナルタプナードをイン。日本酒、ワイン両方に合う。
ワイン酒場やメキシコ料理店などの楽しい食のシーンに触れてきた茨木さんが、おすすめのワインとともに多彩なアラカルトメニューを提供。友人宅に招かれたような温かい雰囲気の町家空間で、料理の国境を飛び越えた自由な料理が楽しめる。
ラビオリのように自由なアイデア料理の水餃子890円。写真は海老水餃子ハーブとアメリケーヌソース。