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2023.10.12
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危ないことなら銭になる

室龍太&今江大地が贈る舞台『危ないことなら銭になる』が京都劇場にて上演

宍戸錠が主演を務めた犯罪コメディ映画『危いことなら銭になる』の舞台化が決定し、2023年10月21日(土)・22日(日)の2日間、[京都劇場]にて上演される。

1962年に公開されたこの映画を完全オリジナルリメイクし、関西ジャニーズJr.卒業後、数多くの舞台で活躍する室龍太が、宍戸錠が演じた“エースのジョー”こと近藤錠次に挑戦。また、同じく関西ジャニーズJr.を卒業し、俳優業を中心に活動する今江大地が事件屋の土方哲三を演じる。9月に大阪で室龍太と今江大地が、笑い溢れる関西らしい会見を行い、舞台をPRした。

ーー役柄について教えてください。

室:近藤錠次は、お調子者で、何事にも首を突っ込んでいく役です。お金のことなら、何にでも手を出します。物語は偽札をめぐって、いろんな人物が舞台上を駆け巡り、テンポもよくド派手なアクションも多いのですが、基本的にはコメディなので、面白い作品になっています。

今江:僕が演じるのは土方哲三で、すべて計算通りに動くタイプ。龍太くんの役とは真逆で、計算をした確率から勝率が高い方を選んでいく、犯罪心理学のプロフェッショナル。博士号を持っていて、YouTuberでとても成功している設定です。計算高くてネチネチしているので、龍太くんからは嫌われる性格ではないかなと思います(笑)。龍太くんとは少しタッグを組んで、本物の悪に立ち向かっていきますが、…なんでしたっけ?

室:犬猿の仲?

今江:そう、犬猿の仲です。…今日覚えました(笑)。

室:そやね。さっきね(笑)。

ーー昭和の名作をリメイクする作品ですが、お話を聞いたときは。

室:日活映画って、僕の中で“大人な映画”のイメージがありました。レジェンドステージさんと一緒に舞台化していく、映像を舞台にしていく楽しみはあります。

今江:第一弾なので、これを成功させないと続かないというプレッシャーはあります。稽古が始まってまだ5日なんですが楽くて。アクションが多く、台本のト書も多くて、これから詰まっていく感じです。僕は日本刀で戦っていくのですが、傘とか物差しで戦うんです。まだ想像できていないんですけど(笑)。

ーー映画は観ましたか?

室:稽古が始まってから観ました。すごく味のある画質というか、映像ですよね。そしてみんな早口でした(笑)。自分が想像していたのと違って、ものすごいスピードで進んでいくのに驚きました。それが癖になる感じですが、それを舞台でどうやって再現するのか楽しみです。

ーー宍戸さんの役は?

室:早口でした(笑)。

今江:絶対良くないっ!(笑)

室:ちゃうちゃうちゃう!! いい意味で!! (笑) 早口でも聞き取れる、…上から言うてませんよ(笑)! 「めちゃくちゃ早くしゃべってはるなぁ、セリフ大変やったやろな」って思いで観てたんです。原作があるときは、観てしまうと影響されるので観ないようにしていますが、稽古をやっていくうちに、演出家の宮城さんの持っているイメージに近付けたいし、共感や共有している部分があったほうがいいかなと思って稽古3日目ぐらいに観ました。観て良かったなと思います。ただ僕の中で近藤錠次がすでにあるので役に活かすわけではないですが、偏らずにやっていけそうです。もしかして、しれっと取り入れてるかもしれませんけどね(笑)。

今江:僕は原作を観てないです。リメイク版というよりかは、YouTuberとか出てきますし、原作に引っ張られたくないとは思っています。でも稽古を積み重ねていってから観る予定はあります。

危ないことなら銭になる

ーー笑い、アクション、レトロなど見どころがいろいろありますが、注目してほしいところは。

室:みんなでひとつになって馬鹿なことをめちゃくちゃ馬鹿真面目にやっているところが見どころですし、そこにしっかりとしたアクションを織り交ぜて、ものすごく楽しいものになると思います。僕は今までやったことがないような作品なので、アクションと馬鹿真面目なコメディ要素の化学反応を楽しんでいただけたらと思います。

今江:アクションが一番の売りだと思っているんですが、それぞれのキャラが立っている面白い登場人物たちが多いんです。最初のセリフ合わせの時に、僕のイメージで演じてみたら演出家さんから「もっともっと」と言われたので、一人ひとりが濃いからこそ、負けへんようにそれぞれのキャラが立ってないといけないと思いました。

ーー二人の役として関係は?

室:邪魔なヤツ(笑)。

今江:そう(笑)。ポリシーが高くて計算で動く人と、ノリで動く人なんで。こっちからすると信じられないタイプ。なんでそんなことできるのって。でもジョーのちゃらんぽらんな時も「ありだな」って思う心情の変化があるのが楽しみです。嫌いな者同士がくっついた時のパワーがすごいと思います。

ーーでは実際の関係性や、お互いの印象は?

室:関係は舞台と全然違いますね。

今江:僕、ヘンな人って言われますよね。

室:僕は今江と関西の頃からやってますけど、東京で一緒に取材とかごはんとか行った時に、「今江くんって本当にヘンですよね」って他の人が僕に言うてくるんです。しらんがなって思って(笑)。僕は、ヘンっていうイメージはなくて、目が大きい子やな、目がくりんってしてかわいらしいなって思ってたんですけど、東京の人からしたら、ヘンなんやなって。

今江:この前もマネージャーさんと寺西(拓人)くんと車に乗っていたら、寺西くんが僕のことをマネージャーさんに「今江ヘン、今江ヘン」って言ってて。

室:今江くんに直接言わないんです(笑)。

ーー今江くんからみた室くんは?

今江:頼れる先輩ではあります。フットワークも軽くて。先輩やけど関西の時は後輩にいじられるんですよね。やさしいんです。

室:そう、やさしい! 風邪薬よりやさしい。

今江:自分で言う?(笑)

ーー最後にメッセージを。

今江:派手なアクションもあり、わかりやすいコメディもあり、絶対観にきて後悔しない作品にこれから作り上げていこうと思います!

室:素敵なスタッフさんとも力を合わせて一丸となって作っていきますので、チケット代金以上の作品にします。ぜひ観にきてください!

 

コメディ、アクションと二人の多彩な魅力が再発見できそうなこの舞台。二人ははたして“邪魔”なバディとなるのか、“息ピッタリ”のバディとなるのか。劇場でリアルに体感してみて。

●舞台『危いことなら銭になる』

  • 総合プロデュース:黒谷通生
    脚本・演出:宮城陽亮
    出演:室龍太、中島愛、今江大地、青柳尊哉、竹内夢、黒木文貴、五十嵐啓輔、松木わかは、小笠原健、石坂勇、田沼ジョージ、湯田昌次、久保田浩介、篠原孝文、高見彩己子、倭香

  • 【あらすじ】
    紙幣印刷用のミツマタ和紙108億円相当が、輸送中のトラックから強奪された。事件屋という裏稼業を生業とする「ジョー」こと近藤錠次は、強奪犯の狙いが贋札作りだと察知すると、天才偽造職人「メイジン」の身柄を先に抑え、贋札作りの首謀者に引き渡すことで大儲けしてやろうと、動き始める。だが、同じ企みを持つ事件屋の「計算尺の哲」や「ダンプの健」、更には強奪犯の一味もメイジンを抑えるために動き出していた。命懸けのメイジンの争奪戦の中、ジョーは画家の「坂本雅」と出会う。彼女こそが今回の贋札作りに欠かせない――ある力を持った人物だった…。

舞台『危いことなら銭になる』

  • ぶたい『あぶないことならぜにになる』
  • 京都府京都市下京区東塩小路町901 京都駅ビル(京都劇場)
  • 各線「京都駅」から徒歩すぐ
  • 2023年10月21日(土)~10月22日(日)
  • 料金/9800円(チケット発売中)
  • http://legendstage.jp/yabazeni/
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