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2023.8.28
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毘沙門堂の紅葉

山科にある[毘沙門堂]で紅葉と古のトリックアートを鑑賞する

703(大宝3)年、京都御所の北に創建された天武天皇の勅願の出雲寺が前身。度重なる戦乱によって焼失・移転を繰り返し、1665(寛文5)年に山科の地へ。法親王が門主を務める門跡寺院として、歴史を重ねてきた。

1.毘沙門堂の魅力

御本尊は秘仏の毘沙門天像。霊殿や宸殿では、どこから見ても目が合う「天井龍」、狩野益信筆の襖画「九老の図」、圓山応挙の「板戸の衝立」など、見る人が動くと絵も変化して見える、古の現代アートを鑑賞。また、色とりどりのハンコを手押しした季節の御朱印も楽しく、6月はあじさい、7月は七夕飾りが御朱印帳を彩ってくれる。
秋に勅使坂が真っ赤に染まる光景は圧巻。坂の先に見えるのは、後西天皇より拝領し、1693(元禄6)年に移築完了した勅使門。

毘沙門堂の本堂

2.修理したばかり!檜皮葺の勅使門と敷もみじ

京都御所から移築された勅使門。天皇や勅使と呼ばれるお使いの人のための門で、一般に開門されることはない。2020年1月に修理したばかりの檜皮葺の屋根を観察しよう。

毘沙門堂

秋に勅使坂が真っ赤に染まる光景は圧巻。坂の先に見えるのは、後西天皇より拝領し、元禄6(1693)年に移築完了した勅使門。

毘沙門堂の紅葉

3.山科地域を見守り続ける仁王門

参道を上って目にするのは、阿吽の二天像に護られた本堂への表門にあたる仁王門。大きな提灯の向こうに広がる山科地域、そこに住む人々の営みを俯瞰して見守ってきた。

毘沙門堂

薬医門

毘沙門堂

仁王門

4.鳥居の向こうに現れる朱色の高台弁財天

豊臣秀吉の母、大政所が大阪城内と高台寺に祀っていたと伝えられる弁財天。夏は青もみじと朱色の高台弁財天のコントラストが魅力的。秋の燃えるような紅葉時も必見だ。

毘沙門堂
毘沙門堂の紅葉

5.宸殿の「とりあわずの間」はいけずの間?

梅はウグイス、竹にスズメが正解の取り合わせ。しかし、梅に山烏、竹にシマヒヨドリが描かれているこの部屋は、鳥と木々の組み合わせがセオリー通りではない。その「謎」については、実際に訪れて考えてみて。

毘沙門堂

特別な許可を得て撮影をしています

6.回遊式庭園・晩翠苑で新緑に触れる

谷川の水を引いて江戸初期につくられた庭園と、明治以降にできた弁天堂など新しい建物が、モミジやツツジによってつながる回遊式庭園。自分の好きな景色を探してみて。

毘沙門堂

紅葉シーズン情報

  • 見頃/例年11月中旬~12月上旬
    拝観時間・拝観料/通常拝観に準ずる

毘沙門堂

  • びしゃもんどう
  • 京都府京都市山科区安朱色稲荷山町18
  • JR「山科駅」徒歩21分
  • Tel.075-581-0328
  • 駐車場10台
  • http://bishamon.or.jp/

  • 【通常拝観】
    入山時間/9:00〜16:30(閉門/17:00)
    ※ 冬季(12月1日 ~ 2月末日)は9:00 ~ 16:00(閉門/16:30)
    拝観料/500円

    PHOTO/増田えみ、畑中勝如
    TEXT/立原里穂
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