
This summer, go out to the scenic spot [Biwako Hakodateyama] where flowers spread...
かつて若狭から京の都へ海の幸を運んだ「鯖街道」。その歴史ある道は、今も京都から滋賀・高島市、福井・若狭町、小浜市へと続いています。京都市内から車で約2時間。山や湖、そして若狭湾へと移ろう景色を楽しむドライブは格別です。さらに福井県小浜市は、2026年4月13日(月)スタートのフジテレビ系月9ドラマの舞台としても注目を集めるエリア。今回は鯖街道を巡りながら、食と自然に出合う春のドライブコースをご紹介します。日々の喧騒を忘れ、歴史とトレンドが交差する旅に出掛けてみませんか。
京都と若狭を繋ぎ、都へ海の幸を運んできた歴史ある「鯖街道」。若狭が“御食国(みけつくに)”として栄えた時代、海産物や良質な塩を届けるために多くの人が行き交った道で、若狭街道や針畑越、西近江路など複数の街道を総称した呼び名なのだそう。
今回は道幅が広く、初心者でも運転しやすい国道367号を通って若狭・小浜へ。信号も少なく、爽快なドライブが叶うはず。
京都を出発して国道367号を約1時間ほど走ると、山間に滋賀県高島市朽木の春景色が現れる。宮前坊から大野にかけて数キロに渡りソメイヨシノが咲き誇る安曇川沿いの情景は[朽木の桜]と呼ばれ圧巻の景色が楽しめるスポット。桜を横目に10分ほどのお花見ドライブを楽しんで。
■朽木の桜
滋賀県高島市朽木宮前坊~市場~大野
TEL/0740-33-7101(公益社団法人 びわ湖高島観光協会)
朽木の桜 詳細はこちら
里山の桜を楽しんだ後は、小腹を満たしにちょっと寄り道を。おすすめは登録有形文化財に指定された[丸八百貨店]。昭和レトロの面影を残す木造洋館の扉を開けると、地のものを使った菓子や雑貨が並び、心ときめく品々と出合うノスタルジックなひとときを過ごせる。
館内の[丸八喫茶]では、トチと実をもち米を一緒についた栃餅ぜんざいといった地元グルメが楽しめ、戦国時代から食べ継がれる発酵食品やへしこを主役に据えた「へしこ御膳」も人気だとか。締めはお茶漬けがおすすめ。
■丸八百貨店
滋賀県高島市朽木市場838
TEL/0740-38-3711
10:00-18:00
Closed on Tuesdays
丸八百貨店 詳細はこちら
朽木を後にし、国道303号線から旧道へと入った先に現れるのが福井県若狭町の熊川宿だ。馬や船が荷を引き継ぐ荷次場として発展を遂げ、重要伝統的建造物群保存地区に指定されているこちらでは、老舗の店だけではなく、最近は江戸時代の情緒が色濃く残るこの地に魅せられた移住者が開いた店も増えているのだとか。歴史と現代の感性が溶け込む懐かしくも新しい宿場町を巡ってみよう。
熊川宿で歴史の長い店の一つが[葛と鯖寿しの店 まる志ん]。熊川宿でよく見られる平入りの建築様式で建てられた築170年以上の古民家からは、重厚感と歴史を感じることができる。メニューには日本三大葛のひとつに数えられる熊川葛を素材とした甘味のほか、葛そばや葛うどんが並ぶ。
注文を受けてから練り上げるホカホカの葛もち700円。ソフトクリームを添えた葛もちパフェなど、できたての甘味が揃う
■葛と鯖寿しの店 まる志ん
福井県三方上中郡若狭町熊川39-11-1
TEL/0770-62-0221
10:30-16:30
Closed on Wednesdays
葛と鯖寿しの店 まる志ん 詳細はこちら
散策の後は古民家を再生した[八百熊川]の趣ある佇まいに目を留めつつ、2024年にオープンした[THEE COFFEE]へ。こちらは地元の名水・瓜割の水で淹れる一杯が評判のジャズ喫茶だ。アナログレコードが静かに流れる空間でコーヒーブレイクすれば、ドライブの疲れも自然とほどけていく。瓜割の水を使った風味豊かな自家製パンやスイーツも見逃せない。
■THEE COFFEE
福井県三方上中郡若狭町熊川30−6−1
TEL/No
10:00~18:00、金~日曜は10:00〜21:00
Closed on Tuesdays
THEE COFFEE 詳細はこちら
美味しいコーヒーを味わったら、その水源にも足を運んでみて。瓜割の水が湧き出る[瓜割の滝]は[THEE COFFEE]から車で10分ほどとアクセスしやすい場所ながら、木々に覆われた静寂に包まれる空間。マイナスイオンでリフレッシュしたところで、小浜市へ車を進めよう。
■若狭瓜割名水公園 瓜割の滝
福井県三方上中郡若狭町天徳寺
TEL/0770-62-0186(名水の里)
瓜割の滝 詳細はこちら
小浜市に到着したら、お待ちかねのランチを。地産地消レストラン[お食事処 濱の四季]では、若狭湾を望みながら海鮮丼を頬張りたい。小浜ならではの味を堪能するなら、香ばしく焼き上げた穴子の醤油干しがのった海鮮丼がおすすめ。醤油ベースのタレに漬け込み、丁寧に干してから焼き上げる“醤油干し”の穴子は、驚くほどふっくらとした口当たり。
穴子の醤油干しと濱盛り丼、どちらも楽しめる「若狭おばま醤油干し」穴子濱丼2200円。〆は醤油干しとごはんを混ぜ、昆布ダシをかけて
■お食事処 濱の四季
福井県小浜市川崎3-5
TEL/0770-53-0141
11:00~14:30 (LO/14:00)
第3木曜休
濱の四季 詳細はこちら
[濱の四季]から車で2分ほどの場所には[若狭小浜お魚センター]が。魚の鮮度、価格、豊富さに定評があり、干物などの加工品も充実。四季によって旬の魚も違うので、何が旬で美味しいかお店のスタッフに聞いてみて。
■若狭小浜お魚センター
福井県小浜市川崎2-5-1
TEL/0770-53-1530
7:00〜(閉店時間は店舗によって異なる)
※魚がなくなり次第終了
水曜休、他不定休有り
若狭小浜お魚センター 詳細はこちら
小浜に来たら是非鯖も味わっておきたいところ。香ばしい浜焼きの香りに誘われて思わず足が止まる…満腹のはずでも、ひと口味わいたくなるグルメが揃うのが鯖街道の魅力。
創業260余年の[朽木屋]の店先では、大ぶりの鯖を串打ちし、丸ごと一本焼き上げた浜焼き鯖の香りが客を誘い込む。お土産として持ち帰ることもできるが、2Fのお食事処で焼きたてを楽しむことも可能。
■朽木屋
福井県小浜市小浜広峰39
TEL/0770-52-0187
8:00~17:00(品物がなくなり次第閉店)
7 days a week
※2Fお食事処は土・日曜、祝日10:30〜14:30の営業
朽木屋 詳細はこちら
お腹も満たされたところで、コーヒースタンドやミュージアム、地域の特産品である塗箸を購入できる[箸蔵まつかん本店]が入る複合施設[GOSHOEN]へ。北前船の商人・古河屋の五代目が小浜藩のお殿様や賓客をもてなすために江戸時代に建てた別邸をリニューアルした。日本庭園を眺めながら縁側でゆったり…そんな贅沢な時間を堪能して。
■GOSHOEN
福井県小浜市北塩屋17-4-1
TEL/0770-64-5403
10:00~17:00(カフェLO/16:30)
水・木曜休(祝日の場合営業)
GOSHOEN 詳細はこちら
小浜散策の締めくくりは[道の駅 若狭おばま]へ。ご当地グルメや買い物に加え体験スポットなどもあり、一日中楽しめそうな充実ぶり。鯖街道の行商人になりきれるフォトスポットや、思わず挑戦したくなる鯖街道キャッチャーなど、遊び心あふれるコンテンツも揃う。
夢の宇宙へ鯖缶2000円、若狭宇宙鯖缶810円は特設ブースにて販売中
4月からフジテレビ系でスタートする月9オリジナルドラマ『サバ缶、宇宙へ行く』の舞台となる福井県小浜市。[旧・小浜水産高等学校(現・若狭高等学校)]の生徒たちが“宇宙日本食”としてサバ缶の開発に挑み、JAXAの認証を経て国際宇宙ステーション(ISS)で食されるまでの軌跡を描いた書籍『さばの缶づめ、宇宙へいく』が原案となっており、古くから京の都へ海産物を運んだ鯖街道が、若者たちの情熱によって宇宙へとつながったロマンあふれる物語だ。
[道の駅 若狭おばま]の特設ブースでは「宇宙鯖缶」を販売しており、ドラマを生んだルーツに触れながら旅の思い出として持ち帰るのもおすすめ。
■道の駅 若狭おばま
福井県小浜市和久里24-45-2
TEL/0770-56-3000
9:00-18:00
7 days a week
道の駅 若狭おばま 詳細はこちら
若狭の余韻を胸に、国道367号をたどって京都へ戻るドライブも終盤。せっかくなら滋賀県・高島市で最後の寄り道を。
足を止めたいのが朽木にある[グリーンパーク想い出の森]だ。この地域に伝説が残る“天狗”をモチーフにした施設内の[くつき温泉てんくう]で、天然温泉に身をゆだねるのがおすすめ。大きな窓の先に山が広がるてんぐの湯のほか、森林浴を堪能できる露天風呂、木の湯、石の湯とバラエティ豊か。体も心もほぐれたら、最後は鯖街道の味を手土産に。
■グリーンパーク想い出の森
滋賀県高島市朽木柏341-3
TEL/0740-38-2770
天然温泉/10:00〜21:00(受付終了/20:30)
※木の湯、石の湯は土・日曜、祝日限定
グリーンパーク想い出の森 詳細はこちら
鯖寿司の名店が点在する朽木。せっかく立ち寄ったからには鯖寿司を手に入れたいところだが、鯖寿司といっても生鯖を昆布で巻いた繊細な京都の押し寿司(棒寿司)や、福井の香ばしい焼き鯖寿司など、地域によって違いがある。朽木の鯖寿司は食べ応えのあるふっくらとした鯖を使うのが特徴だとか。
地元でも人気の[鯖寿司みうら]は滋賀の米を使用したシャリに肉厚な鯖をのせた鯖寿司を作り続ける老舗。夕方には売り切れる場合もあるので予約がベター。
■鯖寿司みうら
滋賀県高島市朽木市場702-2
TEL/0740-38-3166
10:00~16:30頃(売り切れ次第終了)
Closed on Mondays
鯖寿司みうら 詳細はこちら
京都から高島市・若狭町・小浜市へと続く鯖街道を巡るドライブ旅。美味しい食はもちろん、山と湖、そして海へと移ろう景色が続く道中そのものが、このルートの醍醐味だ。[宝牧場]のバームクーヘンやソフトクリームなど、紹介しきれない立ち寄りスポットも点在している。
春の京都は華やぐ一方で、人出もピークを迎える季節。そんな今こそ、少しだけ遠くへ。歴史と自然をつなぐ鯖街道の旅は、大人の休日にちょうどいい。この春、ハンドルを握って鯖街道へ出かけてみては。
朽木屋の浜焼き鯖1500円~。パリパリの皮に黄金色の脂がじゅわりと溢れる
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