朝はワンプレート、昼はアラカルトorプリフィクス、夜はコース料理とそれぞれ違った形で薪を使用した料理が味わえるオールデイダイニング［HiTOHi］。店内の窯で豪快に調理されるライブ感も楽しく思わず見入ってしまう。火を近くに感じながら食卓を囲むスタイルは、自然と人との距離を縮めてくれそうだ。岡崎の［LURRA°］や滋賀県の［SOWER］で腕を磨いたスタッフが集い、ふっくらジューシーな魚料理やさまざまな食材の歯ごたえが楽しいパスタなど、豪快かつ繊細さや奥行きを感じる料理が並ぶ。

白川沿いの通りからはよく見えるのに、実は一番奥まった場所にあるカフェ＆ショップ［ほとり］。少し遠回りをするように奥へと向かう余白の時間も楽しみながら一歩店に足を踏み入れると、すぐ目の前に白川のせせらぎが広がる。コーヒーやワインを片手にキラキラ光る水面を眺める時間は、まさに至福。シードルやビール、和紅茶にホエイトニックなどドリンクのラインナップは豊富なので、その日に寄り添う一杯を選ぼう。サンドイッチやスイーツでお腹も満たせば心もほどけていく。ショップにはクラフトビールや自家製スパイスが並び、そっと余韻を持ち帰ることもできる。

世界中のレストランからオーダーを受ける清水焼ブランド［TOKINOHA］のフラッグショップ。オーダーメイドで生まれた貴重な作品がここだけで販売されているので、「これを探していた」と思えるうつわと巡り合えるかも。表情豊かな湯呑みや生活を彩る一輪挿し、うっとりするようなフォルムのうつわが並び、手に取るとしっくり馴染む感覚にハッとさせられる。偶然訪れて魅せられてしまう人も多いのだとか。ショップとひと続きになった開放的な工房もあり、職人の丁寧な手仕事の気配をすぐそばに感じながら、うつわとの一期一会を楽しんで。

日本各地に拠点を持つ［株式会社Staple］が運営するコワーキングスペース。京都に誕生したこちらでは、町家の趣を感じながら作業できるのが新しい。土壁や天井の梁が残る空間でパソコンを開けば、いつもと違うアイデアがひらめくかも。大きなテーブルを囲む席や個室もあり、ミーティングやイベントなど多目的に活用できる。月額契約のほか、数時間からのドロップイン利用も可能。学生料金の導入もあり、大人も学生も垣根を超えて交流し、利用者同士が自然と気づきを得られる場所となっている。