
朝ごはんやラーメン、ドーナツまで!2025年8月・...
パンの消費量が全国でも特に多いという京都。実際に街を歩くと、地元で長く愛される老舗ベーカリーや遠方からも人が訪れる人気店、食事も楽しめるベーカリーカフェなど、個性豊かなパン屋さんが街のあちこちに点在していることに驚かされます。今回は、そんな京都でパン好きにおすすめしたい美味しいパン屋さんをご紹介。店自慢のパンをテイクアウトやイートインでぜひ味わって。※店舗名の前の数字は、おすすめする順やランキングではありません。(TEXT/紫原もこ、EDIT/澤村萌)
福岡と東京に店舗を構える人気ベーカリー[AMAM DACOTAN]が、関西初上陸&国内最後の出店として2024年秋に京都にオープンした。人気商品に加え、京都の食材を使用した限定商品を含めた約120種類をラインナップ。具材が溢れるほどのボリューム感と独創的な素材の組み合わせは、まるで一皿の料理のよう。1Fでパンを注文し、2Fのカフェスペースでドリンクと一緒に楽しんで。
京都の風情ある町家を改装した店内には、ここでしか出合えないパンがずらりと並ぶ
(手前から)京都ならではの食材をサンドした京都店限定のささみの西京漬と焼き九条ネギ517円 、見た目にもかわいらしいピスタチオクリーム生ドーナツ539円 、代名詞ともいえるダコタンバーガー528円 、カフェラテ(hot)550円 ※イートイン価格
全国のパン好きがわざわざ足を運ぶ、パン好きの聖地と言っても過言ではない人気ベーカリーの[たま木亭]。店内に入ると圧倒されるほどの多種類のパンがびっしりとパン棚を埋め尽くし、気分がワクワクする。カレーパンやクリームパンなどの定番から、店主・玉木さんが生み出すオリジナリティ溢れる季節のパンまで、どれを選ぶか目移りしていまいそう!
Approximately 80 types of bread, including sweets, side dishes, and hard breads, are lined up on the arch-shaped bread shelf inside the store.
赤ワインとハチミツが入った洋食店風のカレーがたっぷり入ったカレーパン1個334円
昭和22年の創業以来、地元の人々に愛され続ける[まるき製パン所]。昔ながらの対面販売が特徴でお客さんの注文に応じてパンを提供してくれる。なかでも目を引くのがずらりと並んだコッペパンで、おかず系から甘いものまで多彩なラインナップが揃い、食欲をそそられる。無添加で素朴なパンの味わいと、溢れんばかりに詰められた具材の美味しさを心ゆくまで噛みしめたい。
行列もお馴染みの光景だが、スタッフの見事な連携プレーですぐに順番が回ってくる
長さ20cmほどの厚切りハムカツが入ったカツロール1個260円。1個でもボリュームたっぷり!
烏丸御池の交差点からほど近くに佇むベーカリー&カフェ[Année]。パンが焼き上がるとすぐにショーケースに並べられ、焼きたてパン目当てのお客さんが次々とやってくる。また、11時からのランチにはスープやキッシュ、サラダと食事パンのセットなどが5種揃い、パンはおかわり自由とあって大人気。行列ができることも多いので時間に余裕を持って訪れたい。
The second store of [Cafe Kochi], which is popular for its homemade bread. It is located along Anekoji Street, the same as the first store.
ランチのセット、自家製蒸し鶏と3種の豆のサラダ1000円。パンはおかわり自由
大阪のクラフトビール醸造所[Derailleur Brew Works]が手掛けるベーカリーカフェ[OUI.]。パンやお菓子にはクラフトビールの製造時に生まれる副産物の麦芽粕を採用。おいしくないともったいないをテーマに、職人たちが一つひとつ丁寧に仕上げる。2Fのカフェスペースではサステナブルなパンだけでなく、モーニングプレートやランチプレート、おつまみプレートなどもイートインできるので、ふらりと気軽に立ち寄ってみて。
両手にパンを抱えた女の子の看板が目印
ランチプレート1400円のパンはシンプルな塩パンとサクッと軽いクロワッサン、焼きたてフォカッチャの3種類から選べて、自家製デリとの相性も抜群。+400円で冷めても美味しいオリジナルブレンドコーヒーをセットに
創業22年を迎える人気ベーカリー[Flip up!]。5、6人も入れば、いっぱいになる小さな店構えながら、昼前から店前に行列ができるのもお馴染みの光景だ。所狭しと並べられたパンの種類はハード系からスイーツ系、 惣菜系などさまざま。なかでも人気を誇るもっちりとした歯触りのベーグルは、定番から季節のものまで種類が多く、思わず目移りしてしまいそう。
A bread shelf whose lineup changes depending on the time of day. I'm happy that everything is small and reasonably priced.
(左から)青カビクロワッサン220円、プレーンのベーグル200円、クルモチラズベリー220円
京町家をリノベーションしたモダンな佇まいで街並みに溶け込むベーカリーカフェ[RUFF]。EATERY、BAKERY、COFFEEという3つのコンセプトを掲げ、テイクアウトからランチ、カフェまでさまざまなシーンに寄り添う。ハード系やデニッシュ系を中心に、店内で焼き上げられたパンをショーケース越しに選ぶひとときが楽しい。パンの味わいをより一層引き立てる自家焙煎スペシャルティコーヒーもお見逃しなく。
白壁に店名を掲げたシンプルな外観に興味を引かれ、思わず立ち止まって覗きたくなる
人気のクロワッサン367円は生地の仕込みに牛乳を使い、発酵バターで風味豊かに仕上げる。サクサクとモチモチが同時に味わえる幸せに浸って
明治2年創業の老舗果物店[ヤオイソ 本店]の2Fにあったフルーツパーラーが、2013年に本店の4軒東隣に移転。フルーツパーラーができた当初からメニューにあった名物のフルーツサンドは、大きくカットされたメインの果物がたっぷりとサンドされ、果物本来の美味しさをしっかり味わえる。また、[ヤオイソ 本店]では、新鮮な旬の果物とともに、持ち帰りのサンドイッチも販売しているのでそちらもチェックして。
Bright blue fruit painted on the wall by artist Hideki Kimura spreads throughout the store.
イチゴ、キウイ、パイナップル、パパイヤ、メロンと長年の定番の果物をサンド。フルーツサンドとミックスジュースのセット1155円
街の中心にありながら、喧騒を忘れてゆったりと過ごせる落ち着いた雰囲気が魅力のベーカリー&カフェ。ベーカリーコーナーには店内奥のファクトリーで職人が手作りする焼きたてのフランスパンやクロワッサンなど香り豊かなパンがスタンバイ。カフェスペースでは、出勤前のモーニングから自慢のカンパーニュを使ったサンドイッチランチなど幅広いシチュエーションで充実のメニューを堪能できる。
スパイスにこだわった自家製カレーを包んで仕上げたシェフのカレーパン340円(イートインでは346円)
[京都市役所]横に店を構える[グランディール 御池店]。モノトーンでスタイリッシュな店内には約100種のパンが並び、常連さんにも長く愛されているベーグルは14種から選べる。人気のパニーニは御池店限定で、オーダーしてから焼いてもらえるので、温かいままテイクアウトができるのも嬉しい。夕方にはベーグルが売り切れることもあるのでご注意を。
スイーツ系のデニッシュやサンド類も豊富に揃う。テイクアウトして近くの鴨川で食べるのもおすすめ
左から、京食パン1000円。パニーニ カプレーゼ600円。黄金のメロンパン240円
グリーンの壁に描かれた小鳥のイラストが目を引く、かわいらしい雰囲気のベーカリー。店内には芳ばしい香りが漂い、美味しそうな菓子パンや惣菜パンなど約100種がずらりと並ぶ。素材にこだわるのはもちろん、最近では大原の貸農園で自ら農薬不使用の野菜を栽培したり、食品ロスを無くしたいと24時間営業の販売機を設置するなどさまざまな活動に取り組んでいる。
常に焼きたてがあるようにオープンキッチンで焼かれたパンが続々と陳列されていく
マスカルポーネとつぶ餡が好相性のマスカルポーネあんぱん270円
店名にもあるように創業は大正8年、現在は三代目の主人が営む老舗ベーカリー。創業当時は西陣という土地柄、近隣の織屋さんが仕事の合間に気軽に食べられるおやつや夜食にと評判を呼んだが、現在では子どもからお年寄りまで世代を超えて愛される店となっている。昔ながらの気取らないパンは、変わらず手間ひまかけて作られるがゆえ、その美味しさにも納得だ。
Just a short walk from the Senbon-Imadegawa intersection, you can feel the nostalgic atmosphere from the front of the store where you can feel the warmth of wood.
冷し生あんぱん1個240円。中に生クリームを絞り込み、ひんやり冷やした一品は新感覚でクセになる美味しさ
[下鴨神社]のほど近くに佇む[ナカガワ小麦店]。全粒粉をヨーロッパ製の石臼で自家製粉したり、できるだけ有機栽培小麦を使うなど小麦にこだわりをもち、2011年のオープン以来、訪れるお客さんに長く愛されるパンを作り続けている。ショーケースには食パンをはじめ、粉の甘みを感じるバゲットなど17種類がスタンバイ。
木の温もりが広がる店内には、自然光がやさしく差し込みアットホームな雰囲気
左から自家製ルヴァン種の食事パンの生地に、有機栽培イチジクとクルミがぎっしり入ったフリュイ・ルヴァン320円。有機栽培シナモンの上品な香りが食欲をそそるシナモンノア230円
これまでフレンチやイタリアンのレストランでしか味わえなかった、パン職人・吉田祐治さんのパン。食べた瞬間その美味しさの虜になるファンも多いパンを、2018年にオープンした実店舗で週末限定で購入できる。クロワッサンやバゲット、カンパーニュなど約12種類が揃うので、合わせる料理との相性を自分で考えながら購入するのも楽しい。
At the age of 22, the owner, Mr. Yoshida, trained at a bakery and hotel in Kyoto.
From the left, Yamashoku 440 yen that you can enjoy a moist and fluffy texture. Natural yeast campagne is 1,890 yen per bottle (1/2 cut 950 yen, 1/4 cut 480 yen)
京都を代表する人気ベーカリー[Le Petit Mec]の2号店で、全国にも多くのファンを持つ名店。赤メックと呼ばれる本店に対し、黒を基調としたスタイリッシュな雰囲気から黒メックと親しまれている。こちらでは、本格的なフランス料理の味わいとパンを合わせたバリエーション豊かなサンド類が豊富に揃っている。ボリュームもあるので、仕事中のランチにも家飲みのお供にも最適だ。
In addition to side dish bread and sandwiches, there is also a wide variety of simple bread such as croissants and original pain de mi.
(左から)セロリと青カビチーズのサンド440円、いちじくとチョコレート540円、季節のアラクレーム490円(※価格変動あり)
オーストリアの古都・グラーツで最も歴史あるベーカリー[ホーフベッカライ エーデッガー・タックス]。オーナーシェフを務める野澤さんは、ウィーンやドイツで約4年修業し東京で自身の店を持つなど、幅広く活躍してきたウィーン伝統菓子を専門とする菓子職人だ。伝統的なハンドカイザーやキュルビスブロートなどのパンと一緒に焼き菓子もお試しあれ。
On a sunny day, enjoy freshly baked bread on the terrace with the Lake Biwa Canal flowing across the road.
(手前から)パストラミビーフ756円、モツァレラ702円。具材をぎっしり挟んだサンドイッチは日替わりでラインナップ
アメリカ・NY発の人気ベーカリー[THE CITY BAKERY]の京都3店舗目は、“京都の台所”とも称される[錦市場]内にある。もともと和菓子店だった建物をリノベーションし、蔵もカフェスペースとして活用。店頭には定番のプレッツェルクロワッサンをはじめ、京都限定のパンやペイストリーなど毎日約50~60種類のメニューが揃う。伝統を受け継いで生まれ変わった空間で買い物や食事を満喫しながら、ニューヨークの文化も体感して。
古い梁や天井などをそのまま活かした店内は、洗練されながらもどこか温かく落ち着いた雰囲気
表面はカリッと、中はモチモチで食べ応えのあるプレッツェルクロワッサン453円が看板商品。バター香る生地はほんのり甘く、トッピングの岩塩と絶妙にマッチ
遠方からも客が訪れる長岡京の人気クロワッサン専門店[New Bird]の2号店。烏丸店では、名物のクロワッサン5種とプレミアムシュークリーム3種を販売。幾重にも重ねられたクロワッサンの層は、有名店やホテルで腕を磨いたシェフパティシエの山添さんがその日の気温や湿度に合わせて織り込む回数を変えているという。繊細な手作業に込められたこだわりが、リピートしたくなる美味しさを生み出している。
[錦市場]のすぐ近く、駅からもアクセスしやすい便利な街中で話題のクロワッサンが購入できる
(手前から)期間限定のキャラメル490円、プレーン440円、ラズベリー490円。大ぶりのクロワッサンはちょっとした特別感が漂い、自分へのご褒美や手土産にぴったり
人気カフェ[パンとエスプレッソと]が展開するベーカリーカフェ。「一日一日、味わうものだからこそ。」をモットーに、一つひとつ素材やクオリティにこだわったパンとの出合いが待っている。イートインではモーニングやランチのワンプレートメニューはもちろん、抹茶を使用した京都らしいドリンクメニューも楽しめる。カウンターと畳の席があるので、中庭を眺めながら思い思いに寛いで。
築100年以上の町家を改装した店先からは、古いものを活かしつつ新しいものも取り入れる京都らしさが感じられる
バターたっぷりのムートーストに少し塩気のあるあんこを贅沢にのせた藻塩あんバタートースト1500円。自家製グラノーラとヨーグルト、サラダなどもセットになって大満足間違いなしのモーニング
街の中心部に店を構える人気ベーカリー。厳選した小麦粉で香りと口当たり豊かな生地を練り上げ、長時間じっくり発酵させたパンは、しっとりした口当たりに。フレンチのシェフが考案するレシピで、具材やソースもできる限り自家製にこだわっている。朝食からランチ、おやつとさまざまなシーンに応じて自分好みのパンを見つけられるのも嬉しい。
The store has a variety of breads such as cooking bread, sweet bread, and hard bread. Enjoy freshly made food in the eat-in space in the back
バニラの濃厚な風味を楽しめるパティシエール1個300円
素材にバターやミルクを使わず、みんな一緒に同じものが食べられる“ONE TABLE”を店づくりのテーマとするベーカリー[KAMOGAWA BAKERY]。体に優しくて美味しいパンを目指し、国産小麦のなかでも食パンには「春よ恋」、ベーグルには「ゆめちから」を使用。ふっくらモチモチの生地はひとくち噛むごとに豊かな風味と甘みが広がる。食べ応えのあるベーグルサンドの種類も充実していて、軽めのランチやブランチにぴったり。
鴨川のほとりに建つ本店の2Fではパンやドリンクをイートインできる。明るく開放的な空間でほっとひと息ついて
京漬物の老舗[川勝總本家]とコラボしたしば漬けベーグル302円(イートインの場合は308円)。モチッと甘みのあるプレーン生地に混ぜ込まれたしば漬けの歯応えと塩気がくせになる
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