[2022]京都の紅葉ライトアップ25選
賀茂川と高野川の合流地点にかかる出町橋から程近い[出町妙音堂](京都府京都市上京区)。本尊の青龍妙音弁財天画像は鎌倉時代、公卿の西園寺公衡(きんひら)の長女、寧子(やすこ)が後伏見天皇に輿入れする際に持参したもので、その後は伏見離宮に祀られ代々伝承された。このような由緒から京都七福神めぐりのひとつ、弁財天として信仰を集め、特に技芸上達や福徳円満にご利益があるという。また西園寺寧子が建立した伏見宮家の菩提寺で、[相国寺]の塔頭でもある[大光明寺]の飛地境内となっている。
拝殿の後ろに建つのは、本殿にあたる六角堂だ。本来はこちらに本尊が祀られていたが、現在は[相国寺承天閣美術館]に寄託されている。春の大祭と巳の日法要、お火焚祭の時にのみ本尊の写しを公開。また、本尊の御前立として弁財天の木像を安置する。
拝殿には、弁財天の使いとされる白蛇の木像が鎮座。さらに建物の軒下には蛇の瓦や、画家が奉納した蛇の絵などが掛けられており、弁財天への篤い信仰心が感じられる。
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