
京都で人気の中華料理店20選〜町中華から高級店まで...
“深夜の行列店”として知られる京都・東山の[マルシン飯店](京都府京都市東山区)。2016年に雑誌「Leaf」の表紙にもなった看板メニュー・天津飯の餡をフリーズドライにして発売されたと聞きつけて取材してきました!料理好きで知られる関西の人気芸人・メッセンジャーの黒田有さんが監修に携わり、フリーズドライとは思えないほど驚きの再現度で仕上がっているとか。その開発秘話やお家でおいしく作るコツを伺いました。
9割以上の人が注文するという、[マルシン飯店]の名物・天津飯。 その味を自宅で再現できるよう、フリーズドライにした天津飯の餡の販売がはじまった。天津餡の商品化は、メッセンジャー・黒田さんとの共同開発によるもの。店主・前川流史郎さんと黒田さんの出会いは約5年前。黒田さんのYouTubeで[マルシン飯店]の冷凍餃子が紹介されたのを機に、親交を深めたそう。元料理人で、テレビ番組でも料理コーナーを持つほどグルメで知られる黒田さん。 今回のコラボも、2人の会話の中で生まれたのだという。
タッグを組んだ[マルシン飯店]前川さんとメッセンジャー・黒田さん
写真提供/マルシン飯店
関西では人気の天津飯も、関東ではあまりメジャーではないそう。「関東ではケチャップベースの甘酢餡と、そもそも味が違う。関西で広く愛されている醤油ベースの味を、もっと多くの人に知ってもらいたくて」と、開発のきっかけを話す前川さん。中華ダシと醤油が香る、どこか懐かしくも本格的な味わいと、とろっとした餡の舌触り。 お店の味を再現するのにこだわりぬいて試作を重ね、約1年半をかけて完成させたといいます。
天津餡 20g入・320円〜
天津餡は、店頭だけでなく、京都駅構内のおみやげ売り場やよしもとのショップでも購入可能。自宅用にはもちろん、関西の天津飯のおいしさをまだ知らない人へのお土産にもぴったりだ。
前川さんにおいしく仕上げる方法を聞いた。「まずは180mlの水をフライパンに注ぎ、フリーズドライの餡を細かく砕きながら火を通してください。そのあと火を止めてからも、さらにかき混ぜるのがポイントです」こうすることで餡のとろみが均一になり、お店のとろっとした餡に近づくそう。
餡は好みの硬さで火を止めて。しっかり味がついているので、卵の下味は不要
また、意外とうまくいかないのが卵焼き。「最後に熱々の餡をかけるとさらに火が通るので、そこも計算に入れて『まだ柔らかいかな』くらいで火を止めると半熟に仕上がりますよ」とこちらもコツを伝授してもらったので、ぜひお試しを。
用意するのは1膳分の白ごはんと卵1個だけ。カニカマやねぎなど、お好みの具を足してもOK
電子レンジでも調理できるなどの手軽さもこの商品の魅力のひとつ。天津餡は、あんかけ焼きそばやあんかけチャーハンなど、さまざまな料理に応用できる。お湯を足して卵スープやあんかけラーメンにするのもありと、献立に迷ったときにも重宝しそうだ。
2016年にLeafの表紙にもなった[マルシン飯店]の天津飯。「あれから興味をもってくださった方が増えたんですよ。行列になったのもそれからで、転機になりました」と、当時の様子を振り返る前川さん。あれから約9年。今なお、店内には当時のLeafのポスターが飾られている。
不定期発行前の最終号でもインタビューさせていただくなど、節目節目で何かと縁のある[マルシン飯店]とLeaf。最終号のインタビューでも語られた「新しいことにも積極的にチャレンジしていきたい」との言葉のとおり、今回の天津餡の販売だけでなく、ファストパスの導入や店前のミストシャワーの設置など、新たな計画を次々と形にしてきた。
商品開発は、天津餡だけにとどまらない。11月からは、なんと餃子用のふりかけの販売が始まる。「餃子のふりかけって言われてもピンとこないですよね。スナック感覚で餃子を楽しめるような、液体では得られない餃子の楽しみ方を提案できるよう準備しているので、お楽しみに」。
ふりかけをかけるだけで、餃子とビールの相性がさらにアップ
「黒田さんとお話しすると、なにかと刺激を受けることも多いんです。黒田さんとのコラボも第2弾、第3弾と、これからもおもしろい企画ができれば」と前川さんはにっこり。他にもさまざまなアイデアを温めているようで、これからの[マルシン飯店]からも目が離せない。
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