
名料亭が手掛ける東山の和モダン甘味処[無碍山房 S...
写真/みなてぃ
京都を好きになって、毎年関東から旅行に来ているが、[菊乃井]さんが運営している[無碍山房(むげさんぼう)](京都府京都市東山区)のことを知ったのはつい最近のことだ。
こちらのパフェは絶品らしい。ぜひ、味わってみたい。
だからこの日は、雨が強く降っていても、足取りは軽かった。
寧々の道からちょっぴり歩くことになるが、喧騒から遠ざかっていくにつれて、ワクワクしてくる。
店内に入ると、庭を眺められるように水族館の大水槽みたいな、大きなガラス張りになっており、妨げているものがない。
とても開放的な空間が広がっていて、どの席に座ってもお庭を見ながら食事を楽しめるようになっている。
カウンター席もあり、これなら一人でも来やすい。お店の気遣いを感じる。
奥のテーブル席では、外国から旅行に来た家族が座っていた。話していることは分からなかったが、楽しんでいることは分かった。
店員さんに注文を終えた後、店内をじっくり眺めてみた。内装はシンプルで余計なものがなく、訪れる人への居心地の良さを大事にしているのが伝わってくる。
強く降っていた雨が、店内では、ぽつぽつと心地よい音に変わり、居心地の良さに一役買っていた。雨の日に来たのは正解だった。
こちらの抹茶パフェは、抹茶アイスクリームが3つ重なっていて、あとは白玉、抹茶葛、スポンジケーキがネックレスのようにちょっぴりトッピングされている実にシンプルな構成だ。
パフェといえば、いろいろなものを織り交ぜていることが多いが、こんなにシンプルなパフェは初めて出合った。
余計なものは要らない。足るを知るとはこのことか。
味は濃厚で抹茶の風味を楽しめるが、甘すぎない。それでいて優しい味わいだった。
身体にすぐ馴染むような、素直な風味だった。
初めて上品な味を知ったような気がした。
無碍(むげ)を辞書で引いてみた。
「妨げのないこと、何物にも捉われないこと。」という意味だそうだ。
確かに、ここで過ごす時間は、「無碍」の言葉の通りだと思った。
このお店は、菊乃井三代目のご主人様が、「桜を眺めながら、コーヒーを飲める場所を作りたい」と思い立ったことから始まったそう。
僕がここに訪れて感じていたことは、どうやらここを作った人の想いだったらしい。
庭には、大きな枝垂桜が2本あり、春になると満開の桜が楽しめるそうだ。
次は桜が咲く季節に訪れたい。
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