外国人観光客との交流が楽しくなる!京都市と『キクタ...
2022年10月6日 open
「種のお菓子の意味で[SHUKA]という名前にしたんです」と語るのは[斗六屋(とうろくや)]の代表取締役、近藤健史さん。1926(昭和元)年に創業し、甘納豆を製造・販売してきた[斗六屋]を健史さんが継いだのは2020年。2022年秋、新たに挑戦するのが種と糖だけで作る菓子[SHUKA]だ。
それまでは卸しが中心だったが工房のある壬生の建物横に店舗を構え、本格的な一般販売に乗り出す。京都大学大学院で微生物を学び、研究者を志していた健史さんだけあって、家業に入って取り組んだのは甘納豆製造のデータ化。
「食べやすさを考えると、甘納豆をきちんと乾かしたい。それにはある程度の糖度が必要。どのくらいの時間で、どのくらいの温度で作るのがいいのか。僕の場合、甘納豆作りは〝研究〞ですね」。先代が積み上げてきたことを、吸収し、進化させ、現代にあったお菓子に変化を遂げた。
「甘納豆をいろいろな国の人に食べてもらいたい。2018年にイタリアのイベントに参加したときに、外国の人に食べてもらうには、甘納豆の文化そのものを知ってもらう必要があると痛感しました。それで、世界で知られているカカオ豆の甘納豆を開発したんです」。[SHUKA]は健史さんが蒔いた種。芽吹き、世界で食べられる日も近そうだ。
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