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2023.10.26
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清水寺

年間500万人以上が訪れる京都の人気観光スポット![清水寺]の見どころに迫る

東山の麓に佇む北法相宗の大本山[清水寺]。京都を代表する寺院のひとつで、2020年には本堂と舞台の大改修が完了したことで話題に。桜と紅葉の名所としても知られ、3月下旬から4月上旬にかけて山桜やソメイヨシノが咲き誇り、11月中旬から12月初旬頃にかけてはモミジやヤマモミジが境内を彩る。
清水の舞台や音羽の滝といった定番から、探して見つけてほしい不思議な見どころなど境内を巡る楽しみ方のヒントを紹介。注目のイベント情報もチェックしてお出掛けシーズンに役立てて。

1.【歴史】安産祈願をきっかけに草創、幾度も再興を重ねてきた

778年(宝亀9年)に延鎮上人が開創し、坂上田村麻呂が創建。2人が出会ったのは780年の夏。田村麻呂が妻の安産の薬餌を求めて東山へ鹿狩りに訪れ、喉の渇きを癒やすために音羽の滝に立ち寄ったところ延鎮と遭遇した。安産祈願のために他の命を奪ったことに観音の不殺生大悲を解いた延鎮に心を強く動かされた田村麻呂が、観音堂を草創して寄付したことが[清水寺]の始まりだ。

清水寺

平安時代に入り東国の蝦夷討伐のために征夷大将軍に任命された田村麻呂は、延鎮の祈祷によって勝利を収め、報謝として金色の十一面千手観音を御本尊とする寺院を建立した。
その後、勢力争いに巻き込まれて焼き討ちにあったり、応仁の乱で全焼したりと、災難で焼失すること10回以上。その度に寺と民衆が心をひとつに再興してきたという、歴史の上に現在の姿がある。

2.【見どころ①】不思議な仕掛けが潜む美しい仁王門

清水寺

仁王門

賑やかな産寧坂を抜けると、まず迎えてくれるのが仁王門。[清水寺]の正門で、丹塗りの美しさにより「赤門」とも呼ばれる。応仁の乱で焼失するも1500年前後に再建された。

清水寺

腰貫のくぼみ

仁王門正面右の腰貫のくぼみを指先で叩くと、斜め向かいにその音が伝わるという不思議な仕掛けも。くぼみ具合から大勢の人が叩いたことが窺える。

3.【見どころ②】京の街からも見える三重塔は清水のシンボル

清水寺

三重塔

847年に創建され、現在の建物は1632年に再建されたもの。国内最大級の三重塔で、街中からよく見えることから清水のシンボル的な存在となっている。

4.【見どころ③】「清水の観音さん」と親しまれてきた十一面千手観音像を祀る本堂

清水寺

清水の舞台を支えるのは懸造り(かけづくり)と呼ばれる日本古来の伝統工法

断崖に建つ本堂が有するのは、ことわざ「清水の舞台から飛び下りる」で知られる舞台。2020年に完了した大改修で、舞台板が新しい檜板に張り替えられピカピカの装いとなった。高さは約13メートル。巨大なケヤキの柱を中心に釘を使わず、ケヤキの貫とくさびのみで格子状に組み上げられる建築美は圧巻だ。古くは命懸けで御本尊を信心すれば願いが叶えられるといった信仰により、実際に舞台から飛び降りる風習もあったそう。1872年(明治5年)に禁止令が出されてからは、決死の覚悟を表すことわざとして後世に伝わる。
その舞台から見て一番奥、内々陣に祀られているのが、焼失のたびに運び出されたと伝わる御本尊の十一面千手観音像。十一の表情と四十二の手で大きな慈悲を表し、人々を苦難から救うといわれ古くから信仰を集めてきた。秘仏であるため通常厨子の扉は閉ざされており、直接お目にかかれるのは33年に一度で、次は2033年。ただし、御本尊を模した御前立(おまえだち)でそのお姿を拝見することができる。また、毎年8月9〜16日に行われる千日詣りでは、内々陣を特別に拝観することが叶う。

5.【見どころ④】開創の起源となった音羽の滝でご利益を

清水寺

音羽の滝

田村麻呂が喉の渇きを癒やした水であり、延鎮と出会った始まりの場所。[清水寺]という寺名の由来でもある音羽の滝は、有史以前よりこんこんと湧き出し続ける清浄な水。元々は1本の滝であり、観音さまの「金色水」「長寿の延命水」として信仰されてきた。民間信仰では財宝福徳、良縁成就、延命息災にご利益があるとされる。

6.【見どころ⑤】探してみたい、ちょっと変わった見どころ

長い歴史を持つ[清水寺]には摩訶不思議な現象が多数存在する。

清水寺

四隅の柱の先にある獏(写真右上)と象(写真右下)の木鼻

例えば、仁王門をくぐってすぐに建つ鐘楼。通常、四方柱頭の隅組物の肘木は対で配置されるが、南方が獏で北方が象の木鼻に。

清水寺

瓦に潜む龍

また、三重塔の東南の角にある瓦のみ、鬼ではなく龍が。龍は水を操る神であり、火除けのまじないといわれている。東南は火伏せの神が鎮座する愛宕山と逆方位に当たり、一番無防備なところを火災から守っているとも。

清水寺

撫でると腰痛が改善すると言われている仏足石

本堂への入口である轟門をくぐり、回廊を抜けた左手にある仏足石。屋島の戦いで源氏の美尾谷と戦った平景清の足形ともいわれ、清景の剛勇伝説にあやかって撫でると腰痛が治るとの言い伝えが。

他にも、全景だけでなく細かな部分にもじっくりと目を向ければ、きっと思わぬ発見があるはず!定番の見どころと合わせて境内を巡って楽しんで。

7.【行事】季節ごとに訪れて楽しみたい年間イベント

庶民の厚い信仰と共に歩んできた[清水寺]では、観光客など一般の人も参詣できる行事が年間を通して多数行われる。なかでもチェックしておきたい行事を一部紹介。

清水寺

千日詣り ※提供 清水寺

<千日詣り> 毎年8月9〜16日
一日の参詣が千日分のご利益があるとされ、古くから観音さまの功徳日として広く人気を集めてきた。期間中は本堂内々陣の特別拝観が行われ、14〜16日は夜間拝観も行われている。

清水寺

青龍会 ※提供 清水寺

<青龍会(せいりゅうえ)> 毎年3月15日、4月3日、9月15日
観音さまは龍に姿を変えるという伝承から、長さ18メートルの青龍を先頭に、荘厳な装束に身を包んだ会衆が練り歩く行事。奥の院南脇堂に祀られている夜叉神は、青龍の地と御本尊を守り、良縁の神として信仰されてきたことから、14時頃に奥の院をスタート。地域守護と除災を祈願して境内や門前町へと行道する。


<夜間特別拝観>3月下旬〜4月上旬、8月14〜16日、11月中旬〜下旬(2023年日程11月18〜30日)

期間中は21時半まで開門時間を延長(21時受付終了)。春は境内に咲き誇る山桜やソメイヨシノの観覧、夏の千日参りでは納涼に。秋はモミジやヤマモミジが赤く染め上げ、舞台からはえもいわれぬ絶景を見下ろす。ライトアップで昼間とは違った幽玄な雰囲気に包まれる夜間拝観を体験して。また、秋の夜間特別拝観期間中は通常非公開の[成就院]の「月の庭」も特別公開される。

8.【イベント】毎月28日に行われる地球にやさしいマーケットも

清水寺

1000Market by OKAGESAN

伝統文化の継承や環境保全、フードロス削減などへの貢献をテーマに2022年よりスタートした『1000Market by OKAGESAN』。毎月28日に開催しており、100年先の地球やあらゆる生き物にやさしい作り手たちが集まる。「ほんまもん」なスピリットと品々が集うマーケットで、買い物や文化体験を楽しみたい。

9.交通アクセスと拝観情報

●京都駅から
D2乗り場(市バス)
・206系統(三十三間堂・清水寺・祇園・北大路バスターミナル行き)→バス停「五条坂」で下車→徒歩11分
・86系統(清水寺・祇園・平安神宮行き)→バス停「五条坂」で下車→徒歩11分

C3乗り場(京都バス)※土・日曜、祝日のみ運行
・18系統(大原行き)→バス停「五条坂」で下車→徒歩11分

●阪急京都河原町駅から
E乗り場(四条通北側/市バス)
・207系統(清水寺・東福寺行き)→バス停「清水道」で下車→徒歩11分

●京阪祇園四条駅から
四条京阪乗り場(京阪バス)
・83/85/87/88系統→バス停「清水道」または「五条坂」で下車→徒歩11分

●京阪清水五条駅から
・徒歩25分

※[清水寺]境内に駐車場はないが、近隣に市営駐車場やコインパーキング有り。時期によっては混雑するので、公共交通機関やタクシーを使っての参詣がおすすめ。

紅葉シーズン情報

  • 紅葉シーズン情報
    見頃/例年11月下旬~12月上旬
    成就院月の庭特別公開
    拝観期間:2023年11月18日(土)〜11月30日(木)
    拝観時間:9:00〜16:00、18:00〜20:30(最終受付)
    拝観料:大人600円、小中学生300円
    夜間特別拝観
    拝観期間:2023年11月18日(土)〜11月30日(木)
    拝観時間:18:00〜21:00(最終受付)
    拝観料:大人(高校生以上)400円、小中学生200円

清水寺

  • きよみずでら
  • 京都府京都市東山区清水1-294
  • Tel.075-551-1234
  • 駐車場無
  • https://www.kiyomizudera.or.jp/

  • 【通常拝観】
    拝観時間/6:00~18:00(季節により変動あり)
    拝観料/400円
※予告なく記載されている事項が変更されることがありますので、予めご了承ください。
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