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2022.7.22
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方広寺の花天井

京の大仏の名残と歴史感じる寺院[方広寺]

天正14(1586)年、豊臣秀吉により創建された天台宗山門派の寺院。花天井があるのは、秀吉がお守りとして持っていたと言われている大黒天を祀っている大黒堂内で、堂内の内陣に描かれた花天井にはすべて異なる花の絵が描かれている。梵鐘がある鐘楼内の天井の絵にも注目したい。

1.方広寺と花天井

天正14(1586)年、豊臣秀吉により創建された天台宗山門派の寺院。創建時は本尊として19mもの木造大仏が安置されていたが、慶長の地震により倒壊してしまったと伝えられている。現在は、当時の大仏の大きさの10分の1サイズのご本尊「毘盧舎那如来」が本堂に安置されている。花天井があるのは、秀吉がお守りとして持っていたと言われている大黒天を祀っている大黒堂内。堂内の内陣に描かれた花天井は80枚、すべて異なる花の絵が描かれている。梵鐘がある鐘楼内の天井にも絵が描かれているので、拝観の際はぜひ両方の天井をじっくりと観察してみて。

方広寺
方広寺の花天井

円を描くように丸く描かれた可愛らしい花々を見ることができる。和花以外にも色鮮やかな洋花が全80面の天井を彩る。制作時期や絵師は不明

2.歴史が動いたきっかけを間近で感じる梵鐘

日本三大名鐘の一つ、重要文化財にも指定されている梵鐘。鐘楼内には伏見城から移築した天井画「迦陵頻伽」が描かれている。梵鐘には大坂の陣のきっかけとなったとされている銅銘「国家安康 君臣豊楽」が刻まれている。

梵鐘/歴史が動いたきっかけを間近で

敬う気持ちを天井に

3.方広寺で描いたとされる傑作「神龍図」

明治・大正期に活躍した日本画家・吉川霊華による代表作の掛け軸。当時の住職に頼まれたことで描いたと言われている作品。元々は大黒天を祀る大黒堂・内内陣の天井画だったそうで、その大きさは約4.5mと巨大。

神龍図/方広寺で描いたとされる傑作

方広寺

  • ほうこうじ
  • 京都府京都市東山区正面通大和大路東入ル茶屋町527-2
  • 京阪「七条駅」から徒歩10分
  • Tel.075-561-7676
  • 無休
  • 境内自由
  • https://www.instagram.com/hokojikyoto/
  • 花天井は特別公開の時期のみ閲覧可能
    特別公開期間/2022年9月10日〜19日まで※17日は休み
    ※特別公開についてはInstagramを要確認
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