
弘法市でおなじみ[東寺]
平安時代中期の1029(長元2)年、源算上人が開山。後一条天皇により鎮護国家の勅願所に定められ、[良峯寺]の寺号を賜った。応仁の乱で大半の坊が焼失したが、江戸幕府第5代将軍・徳川綱吉の生母・桂昌院の尽力によって現存する鐘楼などの諸堂が再建された。樹齢600年以上の「遊龍の松」は 国指定天然記念物。
釈迦岳の山腹に位置していることから、四季折々の花を愛でながら京都市街や比叡山が一望できる。桜の頃は、彼岸桜、枝垂れ桜、山桜、ぼたん桜など100本以上もの桜があり、1ヶ月ほど見頃が続く。4月8日前後1週間程が見頃なのが、桂昌院お手植えと伝わる枝垂れ桜で、樹齢300年に及ぶ名木。紅葉の季節には山全体が朱色に染まり、山寺ならではの壮大な風景が広がる。