迎えてくれるのは、韓国出身の店主・金京姫さん。韓国・ソウルで生まれ育った京姫さんは高校卒業後、大学進学をきっかけに来日。「京都出身の友だちに会うために京都を何度も訪れるなかで、落ち着いた雰囲気の京都がとても好きだなと思っていました。そして縁あってここでお店をオープンすることができました」と、約20年間横浜で食堂を営んでいたお母さんと2人で力を合わせて店を切り盛りしている。

母の経験と京姫さんのレシピ、母娘の絆から生まれた料理はどれも薄味を基本とした上品な味わいで評判に。「韓国料理はコチュジャンのイメージが強いと思いますが、できるだけコチュジャンは使わないようにしています。チヂミやタッカンマリで使うタレも自家製で一から作っているんですよ。

大人がゆっくりと食事を楽しめる隠れ家のようなお店がしたいと思ってはじめた店なので、ぜひ時間を気にせず食事とお喋りを楽しんでもらいたいです」。