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2022.7.16
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西福寺の花の天井

美しい花も人の命も諸行無常[西福寺]

平安時代、弘法大師が鳥辺野の入口に位置する六道の辻に辻堂を建立し、自作の地蔵尊を祀ったのが始まり。子育地蔵、子安地蔵、子授地蔵として今も信仰を集めている。現在、本堂の中から花天井の鑑賞はできないが、本堂の外からイリス、ガーベラ、ブーゲンビリアなどの西洋の花が描かれているのを見ることが出来る。

1.西福寺と花天井

平安時代、弘法大師が京の三大葬地のひとつ・鳥辺野の入口に位置する六道の辻に辻堂を建立し、自作の地蔵尊を祀ったのが始まり。嵯峨天皇と檀林皇后の間に生まれた正良親王が病に伏せた際、壇林皇后が西福寺の地蔵尊に病気平癒の祈願をしたところ病が平癒したことから、子育地蔵、子安地蔵、子授地蔵として今も信仰を集めている。現在、特別公開などは行っておらず、本堂の中から花天井の鑑賞はできないが、本堂の外から見上げることは可能。アイリス、ガーベラ、ブーゲンビリアなど昭和に制作された花天井には西洋の花も数多く描かれている。

西福寺の入り口
西福寺の花天井アップ

檀信徒の心にも花が咲く天井絵

檀林皇后御入滅後1150年に当たる追善供養として、 昭和58(1983)年に日本画家の森本有泉氏とその弟子が奉納。全64面中9面が森本有泉氏の作品。

2.お不動さまの前で手を合わせて

鎌倉初期に後白河法皇が熊野詣の修行の満願を感謝し、那智の不動尊を勧請し、もともとあった地蔵尊の守護神にしたと伝えられている、末廣不動尊。商売繁盛をお祈りする人が多いとか。

西福寺のお不動様

3.美貌で知られる檀林皇后ゆかりの寺

修行中の僧侶でさえも恋心を抱く美貌だったと伝わる檀林皇后。自分の亡骸は埋葬せず風葬するよう遺言を残したとか。朽ち果てていく様を描いた『檀林皇后九相図絵』(非公開)には「諸行無常」の教えが描かれている。

西福寺の檀林皇后

4.お話を聞いた方:住職代理 青谷蓮葉さん

住職代理 青谷蓮葉さん

西福寺

  • さいふくじ
  • 京都府京都市東山区松原通大和大路東入ル西轆轤町81
  • 京阪「清水五条駅」から徒歩7分
  • Tel.075-551-0675
  • 8:00〜17:00 
  • 無休
  • 境内自由
  • 駐車場無
  • 花天井:一般非公開
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