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2024.7.12
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南座星列車影山02

【影山さんのインタビュー追加!】坂東玉三郎が演出を手掛ける、影山拓也(IMP.)の初主演舞台『星列車で行こう』が[南座]にて2024年7月27日(土)から開幕

2024年7月27日(土)から[南座]にて幕が上がる、舞台『星列車で行こう』。坂東玉三郎が演出を担当し、往年の邦楽や洋楽、さらにオペラの名曲を織り交ぜながら夢を求める青年たちの葛藤を描くオリジナルストーリーだ。5月22日(月)に[京都鉄道博物館]で取材会が行われ、後日、影山拓也さんにインタビューを実施。会見レポートとインタビューをぜひ合わせてチェックしてみて!

舞台『星列車で行こう』南座

1.5人のやさしい雰囲気の中にも凛としたパワーが伝わる会見をレポート

5月22日(月)に[京都鉄道博物館]で行われた取材会に、坂東玉三郎と、舞台単独主演が初となる影山拓也(IMP.)、松田悟志、松村龍之介、石井一孝が登場し、それぞれ舞台への意気込みを語ってくれた。

坂東玉三郎:去年に引き続いて2つ目の[南座]での新作の芝居となります。若者が列車に乗りながら、人生の次のステップに行く物語で、真山仁さんに原作を書いていただきました。今まだお稽古は進んでおりませんけども、みんなで集まって2、3回は本を読んだり、立ち稽古をしたりしています。これから一生懸命7月の初日に向かって作り込んでいきます。

影山拓也:太郎役を演じますが、勝手ながら自分に少し似ているなと思う部分があります。(太郎は)夢を求め星列車に乗る青年たちの相談役じゃないですけれども、アドバイスを出すことは冷静にできますが、自分のことになってしまうと行き詰まってしまうというか、ちょっとわからなくなってしまうところがあって。自分はどうしたいんだ!?っていうところが僕も実際にあるので、そういった点では少し“影山拓也”という人物も役に降ろしながら、太郎をしっかりとイメージして演じていきたいなと思っています。

石井一孝:車掌という役です。星列車は、夢が見つかるんではないかと言われている伝説の列車という設定なんですけども、そこにこの若者3人が悩みを抱きながら乗ってくるわけですよね。自分はどういう人生を歩んだらいいんだろうか、どういう夢なんだろうか、それを手解きする、導く、大人側の役どころです。また、ミステリアスな側面を持っていて、彼らの人生を透かして見るような、未来が見えるような、ちょっと特殊な役柄でもあります。玉三郎さんと相談させていただきながら、今一生懸命台本を掘り下げて作っています。そして、やっぱりちょっと面白いところを出したいなと(笑)。僕自身が面白いことが大好きっていうのはありますけれど、ちょっと面白い、ちょっとコメディリリーフ的な部分を出せたらと考えております。

松田悟志:僕が演じさせていただく次郎という役は、思春期や、社会に出た駆け出しの頃とかにぶつかりかねないような壁、誰も自分のことを見てくれてないんじゃないかとか、俺の存在って一体なんなんだみたいな、誰もが「ここって通ったよな」っていうような壁に対して打ちひしがれて、心が荒んでしまっているような役です。でも僕は、次郎という役がすごく好き。素敵だなと思ってる部分は、心が潰されて荒んでしまっているんですが、なんとかして光を掴もうとしているんですよね。そこに僕はすごく共感しているので、青春をもう1度生きなおすつもりで、全身でぶつかっていきたいと思います。

松村龍之介:僕が演じる五郎という役は、歌舞伎俳優に憧れているけれど、なり損なった人物です。そんな役を玉三郎さんの前でお芝居させていただくのは、僕自身楽しみなところです。五郎は、すごく力が強くて、人を助けることに何も自己犠牲とか見返りを求めていない。それぐらいやさしいんですけども、不器用なところもあって憎めない。自分とちょっと似てるなって思うところがありまして、、、不器用ですけど、人を助けることが大好きで、かっこいいところがすごく僕に似てるなって思いました(笑)。

舞台『星列車で行こう』南座2

夢を見つけられるという伝説の列車に、悩める青年たちが乗り込み、夢を追い求めていくというストーリーだが、玉三郎は「登場人物は三人三様違いますが、それぞれ一生懸命歩いてるけれど、これでいいんだろうかと思っている。そこが描けたらと思いました。若者たちが次の人生を見つけていく物語ですが、実は結論はあまり出ない。観ている方々も“そういう時があったよな”という気分になって、音楽にのって、車掌に導かれてもらいたい」と作品を紹介。また「オリジナル作品なので、みんなで話し合いながら、やりやすいというよりも、この作品に情熱を傾けられるようにするのが演出家の役目」と決意も語った。

玉三郎の印象について聞かれた影山は「普段お忙しくされてるのにも関わらず、歌稽古の時にとても真剣に向き合ってくださったのがすごく嬉しくて。改めてなんとしても絶対に成功させようという気持ちが持てた」と笑顔を見せた。

2.影山さんから[Leaf KYOTO]にオリジナルコメントをもらいました!

南座星列車影山01

Q:会見の際に「舞台で歌うのは初めて」とお話しされていましたが、舞台で歌うことの苦労点や楽しみにされていることはありますか。

影山:苦労点で言うと、僕たちが普段[IMP.]としてライブで歌う発声と、舞台『星列車で行こう』の発声が全く違ってとても苦戦しています。ただ、歌い方が違う点ではとても勉強になっていて、歌うことは昔から本当に好きなので苦戦している時間さえも今はとても楽しく過ごしている感覚です。新しい“影山拓也”を引き出せたらと思いますし、ファンの皆様や会場に来てくださるお客様に観ていただけるのが嬉しいです。

Q:玉三郎さんが影山さんのことを「すごく明るくて前向きな青年」とおっしゃっていましたが。

影山:自分では……でも、そうですね(笑)。例えば今回の歌の発声もそうですが、何か一つ壁にぶち当たることって僕の中では苦ではなくて、逆にそういうものがあった方が燃えるタイプ。こういった点では前向きで、あまりネガティブには捉えません。自分で言うのはめちゃめちゃ恥ずかしいですけど(笑)。自分ができないことが見つかることの方が嬉しいと言いますか、絶対に克服してやろう!っていうのが出てきます。その苦労を乗り越えた先の絵や常に達成できた自分をイメージすると、絶対にそこにたどり着いてやろうっていう気持ちが増してくるんです。

南座星列車影山02

Q:お話を聞いていても確かに影山さんからは溢れるパワーを感じます。ますます舞台が楽しみですが、[南座]での公演は4度目ですね。

影山:はい。[南座]に初めてお邪魔させていただいた時に感じたのは、迷路みたいだなって思いました。楽屋入口から入って、自分の楽屋までたどり着く動線が結構複雑で。でもそれが僕個人的にはすごく楽しくて(笑)。男の子心をくすぐられるじゃないですけど、他の劇場に比べて“秘密基地感”があってワクワクします(笑)。

Q:[南座]の周辺や京都は散策されましたか?

影山:以前来た際に[南座]の近くにある公園に遊びに行ったことはあります。ひたすらブランコを漕いでましたね(笑)。舞台期間中はあまり外に出られないので、まだ京都を知れてないなっていうのは正直あります。メンバーの基俊介がお寺や神社がものすごく好きで、京都も大好きなので、僕が京都にお邪魔させていただく時はどこのスポットがおすすめかを聞いて、休演日や時間がある時にちょっと行ってみようかなって思っています。ただ、1人で3週間も京都に滞在するのは初めてなんです。今まではメンバーと地方遠征に行くことが多くて、ホテルでみんなで集まって話したり、一緒にいたりできたんですけど。今回1人なので……どうしようかな(苦笑)。

Q:メンバーがいらっしゃらなくて寂しいと思いますが、お時間があれば京都を満喫していただきたいです。ちなみに今回、[京都鉄道博物館]で会見されましたがいかがでしたか。

影山:[京都鉄道博物館]にお邪魔させてもらって、すごく楽しいなって思いました(笑)。鉄道の歴史も感じられますし。しかも列車を真正面から、あんなに近くで見る機会なんてたぶん博物館しかないんじゃないかなと思いました。列車に限らず、いろいろな博物館に行きたいですね(笑)。あと、プラネタリウムにも行きたいなと思いました!玉三郎さんに「星を見たことはある?」と聞かれて、僕は「流れ星すら見たことないんです」とお話をさせていただいたら、「プラネタリウムがいいよ」って教えてくださいましたのでぜひ行ってみたいと思っています。

2024南座「星列車でいこう」

舞台『星列車で行こう』でどんな成長した姿を見せてくれるのか楽しみな影山拓也。27歳のパワーと溢れるガッツでより良き舞台を届けてくれそう。玉三郎演出への期待もさることながら、若い俳優陣の成長をその目で確かめてみて。[南座]で星列車に乗って、現代人が見失いがちな夢を見つける旅に出掛けてみよう!

舞台『星列車で行こう』

  • ぶたい『ほしれっしゃでいこう』
  • 京都府京都市東山区四条大橋東詰
  • 京阪「衹園四条駅」6番出口より徒歩すぐ
  • Tel.0570-066-007(南座『星列車で行こう』専用ダイヤル/10:00~17:00)
  • S席1万2000円、A席8500円
  • https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/202407hoshiressha/
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