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2021.1.13 PR
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かわいい雑貨も揃う着物店「eiziya ZOU」へ。本格織物アイテムで日常がランクアップ!

織物の老舗「永治屋清左衛門(えいじやせいざえもん)」が新ブランド「eiziya ZOU(エイジヤ ゾウ)」の路面店を2020年6月1日、室町三条にオープンしました。1階ではeiziya ZOUの生地を使った雑貨類を、2階では着物類を展示・販売しています。”着物は高いモノ”という印象から敷居を高く考えがちですが、「eiziya ZOU」では職人が一つひとつ織った生地を、日常に取り入れることを提案しています。普段は着物と縁のない私でも、気軽に匠の作品を身につけられると聞き、さっそく伺いました。

1.着物の美しさと、着る楽しさを再発見

親ブランド「永治屋清左衛門」の一着

「肌が白いから、淡い色が似合いそう」と店長の通さんが用意してくれたのは、淡いピンク地に銀色の絹糸で波模様が描かれた一着。そっと袖を広げて見てみると、黒地の円に桜が浮き出たように立体に織られているのがわかります。経糸(たていと)、地ヌキ糸(じぬきいと・生地を司る糸)、絵ヌキ糸(えぬきいと・模様を司る糸)の3つが重なり合うことで生まれる立体感は、「永治屋清左衛門」が得意とする「唐織(からおり)」の技法です。大きな窓から射し込む太陽の光が反射して、キラキラと輝く様子は、「あぁ、着物ってこんなにも美しいんだな〜」と素直に感じた瞬間でした。

私が試着した一品以外では、「eiziya ZOU」オリジナルは遊び心を加えた着物が並んでいます。ブランド名の象が織りだされた帯、モロッコ柄の生地など、現代の生活にも馴染みやすいデザインが取り入れられています。

桜が細かく散りばめられた黒い帯をキュッと締めてもらう

エメラルドグリーンが爽やかな、eiziya ZOUオリジナル生地

着物の試着と言えば、反物をあてがって仕上がりをイメージしてもらうことが多いですが、9月19日(土)・26日(土)に開催される「清左衛門きもの体験会」は、初心者が着物に挑戦する良い機会になるそうです(※19日はすでに予約で満席)。「試着イコール購入というわけではなく、まずは日本・京都で作られた本物の生地の良さを肌で感じてほしいんです」と話してくれたのはオーナーの永井洋三さん。私も実際に試着したことで着物の印象が大きく変わりました。イベントに興味を持った方はぜひ、公式Instagramの更新をチェックしてくださいね。

2.私たちでも買える! 伝統技術と雑貨のコラボレーション

普段使いにピッタリ、eiziya ZOUオリジナルの小物。カードケース4,950円、メガネケース5,500円 ※すべて税込、その他小物は私物

「素敵な着物を着て、大人女子への第一歩!」とはいえ、二つ返事で購入できないのが現実です。「そう思うのはごもっともです。まずは手頃な価格の雑貨から、日常に”本物”を取り入れてみてはいかがでしょう」と永井さん。

一点ずつ生地が異なる商品のディスプレイは、まるで宝探しのよう

カードケースやメガネケース、ピアス(イヤリング)、がま口財布など、1階には毎日のように使える小物が並んでいます。いずれも「永治屋清左衛門」が大切に織りためてきた、織物メーカーならではのたくさんの試織(ししょく・色柄や組織などの確認のため、少量を試験的に織ったもの)や、ZOUのために新たに織られたオリジナルの生地を使用して作られています。古典的なデザインだけではなく、女子の日常に合いそうなパステルカラーや、通常の糸では表現が難しいひと味違った黒色も並びます。5,000円前後の商品も多く、これなら私たちでも買える価格ですね。”本物”を日常に取り入れることで、モチベーションアップにつなげる。ルーティンワークが続く毎日を頑張らせてくれる、お守りのような相棒が見つかると思いました!

ピアス(イヤリング)4,500円〜5,800円(税込)。気に入ったパーツで組み合わせを変えることも可能

マルチケース9,680円(税込)。店名にちなんだ象のモチーフがかわいい

着物のカットでも持っていた口金バックレース38,500円(税込)は普段着にも相性抜群

アートパネル(小)5,500円、(中)7,700円、(大)11,000円 ※すべて税込。部屋のアクセントに飾ってみて

3.枠にとらわれず【作り手とお客様】【職人とお客様】をつなぐ場所に

新作は永井さんのデッサンをもとに、アイデアを膨らませていく

最後に、老舗・織物メーカーでありながら、着物のイメージを次々と七変化させるオーナーの永井さんに、ブランドへの思いを伺いました。

ーー着物の生地が、日頃使っている商品のデザインに馴染んでいて驚きました。

永井さん:私たちの母体は約200年続く老舗・織物メーカーですが、”着物”に執着するのではなく、違うアプローチでも日本の織りの文化を伝えたいと考えています。新ブランド「eiziya ZOU」は、日常に寄り添うようカジュアルでラフな製品を意識しています。織物の世界は分業制が基本ですが、撚りのかけ方、染色、織りまで独自で工夫し、自社工場にて一括して行っていることで、自由なデザインや色合いの生地を作ることができます。

微妙な色合いを表現するため、色染めされた絹糸は数え切れないほど

ーー自社の織物という枠にとらわれず、ZOU以外の雑貨も販売しているとか?

永井さん:日常に馴染む様子を表現するため、異業種のクリエイターの商品も販売しています。例えば、器は金沢のうつつ窯さんのものですが、作品に一目惚れし、山奥の工房まで行って買付をしました。9月には老舗・宮脇賣扇庵さんとのコラボ扇子の販売も予定をしています。「eiziya ZOU」のロゴは私の名前にも入っている「三」という文字を崩してできているのですが、作り手とお客様、職人とお客様をつなぐ第三者としてこのブランドが成長していけばいいなと思っています。秋からは月1回ほどのペースで職人を招いて、ワークショップや交流会も予定していますので、ぜひ参加してください。

金沢のうつつ窯の器はどれも鮮やか。一点一点表情を変える様子が「eiziya ZOU」とつながる

4.まとめ

「織物の老舗」というキーワードを聞いただけで、身構えていましたが、お店の中に入った瞬間から一転。おしゃれな雑貨類に釘付けになり、モロッコタイルの着物に心を奪われて、”織物”のイメージが変わりました。買うことは難しくても、本格的な織物を使った商品を普段使いに取り入れられる。ファストファッションを簡単に買い換えることが当たり前になっていましたが、長く付き合っていける持ち物で丁寧な暮らしを始めてみるのも良さそう。みなさんもまずは立ち寄って、見ているだけでもワクワクする多彩な[eiziya ZOU]の織物のかわいさを感じてみてください。

eiziya ZOU

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