ラインナップは、8種類のおむすびと本日のスープ、そしてボックスに詰められた色とりどりの日替わりデリ。これまで家族で旅してきた日本各地で出会った人たちが丁寧に作っているオーガニックな食材などを取り入れていて、卵は平飼いの有精卵、野菜は京都産の有機栽培野菜を中心に、おむすびのお米は友人がつくる酵素玄米と五つ星お米マイスターがブレンドする五分づき米。また、最大限にシンプルな調味料のみを使用している。

そんな料理のイメージは“令和の江戸時代”。「素朴な料理でしか味わうことのできない深みがあって、時には目を閉じてゆっくり食をいただく機会があっても良いかと思うんです」。「体にやさしい食材やシンプルな味付けは心までも豊かにしてくれます」と話す吉岡家の皆さん。

店名の由来をたずねると「家族で愛宕山を登り頂上付近にある神社の鳥居をくぐったときにふと、“テンキ、オオゾラ”という言葉が降ってきたんです（笑）」。吉岡家の笑顔あふれるハイキングでたどり着いた清々しい山頂。そんな晴れ晴れとした気持ちが料理からも伝わってくる。