
[2025]京都河原町駅から徒歩10分圏内!おすす...
2025年10月6日(月)まで、[京都高島屋S.C.](京都府京都市下京区)では、『田中達也展 みたてのくみたて』を開催中。日常をユーモラスに見立てたミニチュアの世界にたっぷりと浸れます。フォトスポットになる大型オブジェや、ユニークな発想の源を解き明かす7つのゾーンも登場。Leaf編集部が実際に体験し、そのひらめきの仕組みに迫ってきました!
ブロッコリーが森に見えたり、雲が綿菓子に見えたり…。日常にあるものが別のものに見えてしまう、そんな誰しもが体験したことがある「見立て」を、ミニチュアで形にしたのが田中達也氏の作品です。
ブロッコリーを木に見立てた「ブロッツリーハウス」
長い会議にうんざりしている人も納得!?「会議は巻きでお願いします」
巻き寿司の具材を会議中のグラフに、メガネを自転車に。見慣れたはずのものが、意外な見立てになっているおもしろさ。思いがけない表現でも納得してしまうから不思議です。会場では約160点にも及ぶ作品を、アイデアの元と、形にする方法を紹介しながら展示。ミニチュアの世界に飛び込めるフォトスポットなど、眺めるだけでなく楽しく参加できる展示会となっています。
人気絵本[おすしが ふくを かいにきた]のミニチュア展示も。おすしの買い物風景を、絵本とは別の角度からも覗いてみて
田中氏はミニチュア作品を、なんと2011年からSNSに毎日投稿しているというから驚き。「どうしてアイデアが尽きないのか?」また、「発想はどこからくるのか?」。『田中達也展 みたてのくみたて』では、その答えを知ることができます。
HOME・FORM・COLOR・SCALE・MOTION・LIFE・WORLDと7つのゾーンに分かれており、それぞれの角度から田中達也氏の発想の秘密を解き明かせます。例えばCOLORゾーンは、色から着想を得た作品を展示。青といえば海、デニム、ミントアイスなど、連想して見立てのモチーフを探すのだとか。「西海岸ではなく腰海岸(ウエストコースト)」という作品では、デニムのショートパンツを波打ち際に見立てています。
「西海岸ではなく腰海岸(ウエストコースト)」
写真とミニチュア、両方展示している作品もあり、一見なにを見立てたのかわからないもののも実物を見ることで全貌がわかるかも。
「この波にかける」は、「懸ける」とハンガーに「掛ける」がかかっている…?
「ひさかたの 孫の笑顔に “ニッと”する」。黄金色の風景は、なにを見立てて作成されたのか?正解は会場で。ヒントはタイトルに
皮肉や言葉遊びが光る作品タイトルにも、思わず笑ってしまいます。「ダジャレやん」と突っ込みたくなるものも。作品の一部といえるので、ぜひタイトルにも注目を。
LIFEゾーンでは、おすしをはじめとする擬人化のポイントの解説が。おすしは服を着替えてどこに行くのか、想像もふくらみます
製作の様子がわかる動画やアイデアのまとめ方の解説など、展示は充実の内容。あーっと納得したり、いろいろな発見をしたり、非日常なようでどこか生活感が溢れるミニチュアの世界をたっぷり楽しめました。
会場にはフォトスポットとなる大型オブジェも登場。コーンなバッグを手に取り、パンのソファに座る…。ミニチュアの世界の住人になったつもりで、撮影してみるのもおもしろそう。
「コーンなバッグはいかがでしょう?」のフォトスポットでは、コーンなバッグを持って撮影も可
メガネを自転車に見立てた「メガネでかけ回る」のフォトスポット
会場の出口では、書籍や絵本、ポストカードなどグッズを販売しており、家に帰ってからも展示会の余韻を楽しめます。普段見慣れた風景も、想像力ひとつで違う世界に映りそう。この展示会をとおして、日常をもっと豊かに楽しくするヒントが見つかったような気がしました。ぜひ会場で、その魅力を感じてみてください。
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