
【2025】四条烏丸エリアのおすすめランチ15選
京都で一度は訪れたいのが、家庭の味や伝統料理を楽しめるいわゆる「京のおばんざい」の店。旬の野菜を使い丁寧に取ったダシを利かせるなど、各店こだわりや工夫もさまざま。今回は、地元編集部おすすめの京都のおばんざいの店16軒を特集!あなたにぴったりの店がきっと見つかるはず。(TEXT/吉川沙織、EDIT/堀家果菜子)
烏丸御池エリアに店を構える[旬菜いまり](京都府京都市中京区)では朝限定の和定食を楽しめる。和の一品の数々と土鍋を使った炊きたてごはんが相性抜群だ。魚の西京焼きやだし巻き、季節素材を使う日替わりのおばんざいといった、京都らしいおかずが付くほか、和風サラダやぬか漬けなど、野菜もたっぷりと食べられるのが嬉しい。
夜はカウンターに並ぶおばんざいとともに、地酒や焼酎を味わって贅沢な時間を過ごせる。
一日のはじまりにふさわしい京の朝ごはん2200円。朝食は完全予約制(※電話予約の場合、手数料として200円加算)
写真/Leaf KYOTO編集部
ビルの2Fにひっそりと佇む[てらまち福田](京都府京都市下京区)。暖簾をくぐると落ち着いた空間が広がり、18歳から和食の世界で研鑽を積んだ店主による本格和食を居酒屋感覚で気軽に味わえる。カウンター席で1人ゆっくり過ごすのもよし、大切な人たちとテーブルを囲むもよし。夜には料理と日本酒のペアリングを楽しめるのも魅力的。鯖寿司や酒肴メニュー、デザートの持ち帰りもできるので、ちょっとした手土産にもおすすめ。
鯖寿司と季節の素麺(煮麺)1500円。リーズナブルな価格でダシの効いたランチを味わえる ※写真はイメージ
写真/Leaf KYOTO編集部
二条にあるイタリアン[リストランテ野呂]の系列店としてオープンした[麩屋町のざき](京都府京都市下京区)。[京都吉兆]でも修業を積んだ上野さんが振舞うのは、イタリアンと和が融合した細やかで斬新な料理だ。季節の野菜がふんだんに使われているので、心も体も満たされること間違いなし。夜は旬の味覚を取り揃えたアラカルトにて営業。日本酒などアルコールも種類豊富にスタンバイしており、昼も夜も気軽に通えるのが嬉しい。
ランチタイムの丼セット2750円。赤い黄味が特徴の濃紅卵を使用した丹波地鶏と濃紅卵の親子丼。炭火焼きした九条ねぎがアクセントに。セットには季節の野菜の摺り流しやおばんざい3種が付く
写真/Leaf KYOTO編集部
四条麸屋町を北に進んだところにある[京菜味のむら 錦店](京都府京都市中京区)では、和と洋を兼ね備えた落ち着きのある店内で野菜を中心とした京のおばんざいを楽しめる。看板メニューの湯葉に加え、日替わりのおばんざいが揃う朝・雅ご膳やふわとろチーズ湯葉丼もおすすめ。湯葉丼の具は取り寄せができるので、こだわりの湯葉を自宅でも楽しめる。
朝・雅ご膳1500円は12種類の色とりどりのおばんざいを味わえる贅沢なセット。少しずついろんな種類の料理を楽しめるのが嬉しい
写真/Leaf KYOTO編集部
[うしのほね]グループの2号店として1993年に烏丸御池で誕生して以来愛されている[うしのほね あなざ](京都府京都市中京区)では、京野菜を中心としたおばんざい料理や備長炭で焼く炭火焼き料理を楽しみたい。大正時代に造られた築100年を超える歴史ある町家を改築した店内は、和の趣に溢れ太い梁が印象的。天井が高く開放的な1Fは掘り炬燵やカウンター席、2Fには屋根裏のような空間が広がり、座敷でゆっくり寛げる。
おばんざい3種盛り1700円。地酒と一緒に楽しんで
写真提供/うしのほね あなざ
祇園の名店で20年以上修業を積んだ村上さんが夫婦で営む[ごはんや村上](京都府京都市東山区)。和食のシンプルな美味しさを追求し、おばんざいのほか、親しみのある和食料理を提供する。ランチの看板メニュー・豆皿定食は9種類のおばんざいが並び、食べ応え抜群。ワンカップの日本酒や京都の地酒と一緒に昼飲みにもおすすめ。
日替わりの豆皿定食1980円。9種類のおばんざいにごはんと味噌汁がセットになった彩り豊かなメニュー
写真/Leaf KYOTO編集部
上賀茂の野菜を中心に、大原や美山の素材もたっぷり取り入れたおばんざいをビュッフェ形式で堪能できる[上賀茂きりん](京都府京都市北区)。旬の野菜から日によってさまざまな料理を提供。かわいらしい豆皿などのうつわも多彩で、思い思いに盛り付ける時間を楽しめる。店内では大きなテーブルを囲むように座り、お客さん同士の会話も弾むのだとか。ビュッフェランチの他、テイクアウトできる上賀茂弁当や日替わりおにぎり弁当も好評。
ビュッフェランチ大人3000円。名物の肉味噌生ピーマンなどみずみずしい野菜を使った約15種類のおばんざい、本日の一品、おにぎり、デザートまで楽しめる
写真/Leaf KYOTO編集部
1870年創業の日本料理店[和久傳]の系列店である[丹](京都府京都市東山区)では、自然農法で育てた丹後の野菜や自家製米が楽しめる。木のぬくもりを感じられる店内は、まるで友人の家に来たように肩の力を抜いて寛げるのが嬉しい。丹が意味する、「小さな真心」というおもてなしの気持ちに触れながら季節の食材をいただくと、穏やかなひとときに心が安らぐはず。夜には1Fのテーブルキッチンを囲んで、丹後産の地酒やクラフトビールを飲みながらアラカルトを楽しむという、カジュアルな時間を過ごすこともできる。
丹の山椒たっぷり牛丼3300円。季節の和え物や野菜の味噌汁が嬉しい丼物セット。別皿の玉子とじを牛丼にかけて味変も楽しめる
写真提供/株式会社 高台寺和久傳、Leaf KYOTO編集部
京町家の扉を開けると、年代物の大時計やレコードジャケット、写真家のフォトなどが飾られた独特の世界が広がる。日本酒を多く取り揃え、京都の食材や西洋野菜を使ったお酒に合うおばんざいが味わえる人気店[一献うるうる(京都府京都市下京区)]。日本酒を注文するとたくさんの酒盃の中から自分の好きなうつわを選べるのも楽しい。1Fは掘り炬燵式のカウンターとテーブル席、2Fは畳の座敷席でゆっくりと寛げる。
鰹だしが染み込んだ、山芋のさっと煮梅風味650円。下茹でして炊く手の込んだ逸品で、心地よいヌメリとシャキッとした歯応えが堪らない
写真/Leaf KYOTO編集部
女将さんが約20年前、おばんざいを楽しめる店として開いた[季節の料理とおばんざい 綴](京都府京都市下京区)。その母の背中を見て育ち自然と料理人になった息子の京将さんも現在は厨房に入り、2人で店を切り盛りしている。カウンターに並ぶのは、出来たての色彩豊かなおばんざいが山盛りに入った大鉢。賀茂なすや万願寺とうがらし、九条ねぎなど京都の季節の素材を織り交ぜて作る料理は日替わりのものも多く、全部で約60種と豊富な顔ぶれなのも嬉しい。
九条ねぎと鶏の黒七味炒め800円。店主の地元・大原野の新鮮な九条ねぎと京都産の鶏肉を使用。醤油や黒糖で作る自家製の甘ダレに、[原了閣]の黒七味がアクセントになっている
写真/Leaf KYOTO編集部
2024年3月にリニューアルした[まんざら 団栗橋](京都府京都市下京区)は、おばんざいと串焼きがメインの店。ボリューム満点のおばんざいと串焼きのコースは大満足間違いなし。単品メニューもあるのでシーンに合わせて選べるのも嬉しい。2025年は10月までは川床も営業しているので、鴨川の風を感じながら食事を楽しむこともできる。特注のセラーには日本酒やワインなど常時20種類以上のアルコールが揃うので、料理に合わせて選べるのも楽しみのひとつだ。
(写真手前)おばんざい6種盛り3400円、(写真奥)4種盛り2600円
写真提供/まんざら団栗橋
静かな路地を進むと現れる[ごはんや蜃氣楼](京都府京都市東山区)では、京野菜や京鴨といった、京都ならではの食材を活かした料理が楽しめる。芸舞妓さんの行き交う風情溢れる街中で食べる料理と心へ響くおもてなしは、記憶に残る京都の大切な思い出となるはず。一口サイズのおばんざいを数種類盛り合わせたランチメニューは、いろいろな味付けを楽しみたい人に好評。夜にはシンプルながらもひと手間が光る逸品と、こだわりの日本酒を味わえる。
ちょっと贅沢気分1800円。おばんざいの盛り合わせに加えて、日替わりのメイン、お造り、天ぷら、鶏の唐揚げの4品から2種類選べる
写真提供/ごはんや蜃氣楼
連日常連客や観光客で賑わう人気の居酒屋[京町家おばんざい こはく](京都府京都市中京区)は、豊富なメニューに迷ったらまずは3種か5種のおばんざい盛りを注文するのがおすすめ。中身は日替わりで、万願寺とうがらしや九条ねぎといった季節の京野菜を使った料理が登場する。料理には利尻産昆布と枕崎産鰹節を店独自の配合で特注した[うね乃]の添加物不使用の上質なダシを使用。おばんざいには欠かせないダシの旨みをしっかりと感じられる。
おばんざい盛り5種1590円。この日は、サメの軟骨と梅肉を和えた梅水晶や鴨肉が入りアテにぴったりのポテトサラダなどが登場。日本酒490円〜はグラスと徳利を用意
写真/Leaf KYOTO編集部
築70年の町家を改装した空間で、京都ならではの地鶏料理や日本酒が味わえる[馳走 いなせや](京都府京都市中京区)。土・日曜、祝日限定のランチには、宮津の漁港から直送された魚のお刺身や京湯葉を使った湯葉丼、天ぷらなどさまざまなメニューでもてなす定食「雅」をはじめ、親子丼や担々麺セット、7品の料理を彩りよくまとめた馳走いなせや御膳などが提供され、京の美味を気軽に堪能できると評判に。
一番人気の雅2000円は、刺身や天ぷら、恋豆腐、湯葉あんかけ丼など、満足感たっぷり。ランチは土・日曜、祝日限定
写真/Leaf KYOTO編集部
店先に並ぶ野菜たちを横目に扉を開けると、昔懐かしい雰囲気が広がる店内。まるで気心の知れたご近所さんの家に遊びに来たかのような[おうちごはんここら屋 御幸町本店](京都府京都市中京区)では、昼はボリュームたっぷりの定食を、夜は旬の食材を使った居酒屋メニューが楽しめる。京豆腐と山芋を使用した名物のここら焼きなどの名物メニューや、心惹かれる数々のおばんざいメニューがたくさん。レモンがたっぷり入った生レモンチューハイと一緒に堪能しよう。
おばんざい盛り合わせ1190円。京野菜や旬の食材を使用した家庭のおばんざいが味わえる
写真提供/おうちごはんここら屋
[おばんざい居酒屋 愛海宝](京都府京都市下京区)が、東寺近くから丹波口に移転オープン。以前はカウンターのみだったが、新店舗ではテーブル席が増え、よりアットホームな空間に。一番の人気メニュー・ポンからや、魚の塩焼きといった主菜のまわりを囲むのは、店主お手製のおばんざい。ゴーヤの塩昆布和え、切り干し大根の酢の物、ひじきとお豆のサラダ、筍のおかか和えなど、日替わり4品が付いてボリュームも栄養も満点。夜の居酒屋営業では、おばんざいのほか、豊富な黒板メニューや地酒なども楽しめる。
ポンからセット1200円。 おろしポン酢で唐揚げをさっぱりと。雑穀ごはんは週に数回登場し、おばんざい、味噌汁、漬け物が付く
写真提供/おばんざい居酒屋 愛海宝、LeafKYOTO編集部
いかがでしたか?ご紹介したどのお店も素材選びや調理方法にこだわりを持ち、日々丁寧に料理を届けています。京都の四季を映すおばんざいは、きっと旅の思い出にも、日常のごちそうにもなるはずです。ぜひ訪れてみてくださいね。
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