
出町柳の隠れ家カフェ[香灯路珈琲]の焼きたてスコー...
暑い季節の到来をじわりじわりと感じ始めたこの頃。
食欲が湧きにくいこの時期でも、欠かさず再会したくなるのが[手作りあんみつ みつばち]の甘味だ。
毎年恒例の夏限定あんず氷がメニューに並び始めたという知らせを聞き、外の蒸し暑さをすっかり忘れて足取り軽く訪れた。
京阪「出町柳駅」から徒歩5分ほど、河原町通り沿いのあんみつと書かれた暖簾が[手作りあんみつ みつばち]の目印。
暖簾をくぐり足を踏み入れると「いらっしゃいませ」と物腰のやわらかい従業員の方が迎えてくれた。
店内は風情ある内装を隅々まで見渡せるサイズ感がちょうど良い。
テーブル席やカウンター席はゆとりを持って配されていて、グループでの利用もゆったりと寛げそう。
心地良いBGM、振り子時計のコチコチという音とともに、ゆるやかに時間が流れている。
店内の雰囲気に溶け込んだ壁色、椅子ごとにデザインを変えた座面の可愛らしさ、やわらかくテーブルを照らすペンダントライト。
静かに時を重ねてきた建物の温かさと、その風合いにぴったりと寄り添うしつらえが無性に愛らしい。
店名に掲げている通り、手作りの甘味がラインナップ。
暑い季節には好みの品にミニかき氷をセットにできるメニューが並ぶ。
せっかく電車を乗り継いで来たのだから、あれこれ欲張りたい。迷うことなく白玉あんみつとミニあんず氷のセットをお願いした。
白玉あんみつとミニあんず氷のセット1350円。甘味とかき氷の組み合わせはメニューから好きなものを選択できる
このかわいらしいコンビをご覧あれ!
こんもりと盛られた愛らしいフォルムと、ハッとするほど鮮やかなあんず色にうっとりと見惚れるけれど、溶けてしまう前にまずはあんず氷を。
シロップにはあんずの果肉がごろごろと入っていて、果実感たっぷり。
とろりと滴るシロップで、ほわっとやわらかい氷を包み込んだら、満を持して口の中へ。
あんずの甘酸っぱさと氷の冷たさで、キリリと味が締まる。もはや説明なんていらない、ただただ美味しいのだ。
温かいお茶で体を和ませながら、あっという間に平らげた。
[手作りあんみつ みつばち]を訪れたなら看板メニューの白玉あんみつも外せない。
千葉県産の「天草(てんぐさ)」という海藻を煮出した寒天、沖縄県波照間島の黒糖を使った黒蜜、小豆は北海道産と、美味しさと味のバランスを考えて厳選されたベストメンバーが全国各地から集まっている。
黒蜜は多いに越したことは無い。たっぷりと掛けていただこう。
さぁ、どんな組み合わせでスプーンを彩ろうか。
もっちりと艷やかな白玉、ふっくらと仕上がった赤エンドウ豆、やさしい甘さのあんこ、主役級の存在感を放つあんず。寒天の香りには黒蜜の奥深い甘みが寄り添う。
どれも違った味わいと食感なのに、口の中で溶け合う一体感が不思議。やさしくてホッとする味わいだ。
甘味はどれも売切れ次第終了なんだとか。
お目当てのメニューがあるなら、早めの来店が安心。
メニューの一部はテイクアウトができるので、自宅で余韻に浸るのもおすすめだ。
いわゆる映えスイーツやカフェが人気を集めている中でも、昔懐かしい王道の甘味メニューを提供し続ける[手作りあんみつ みつばち]。
今回紹介したあんず氷や白玉あんみつはもちろん、ところてんや冷やしぜんざいなど心を惹きつけてやまない甘味がスタンバイしている。
うだるような暑さで疲れた体を[手作りあんみつ みつばち]でひんやりと癒やしてみては。
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