マレー系や中国系、インド系など多くの民族が暮らす多民族国家・シンガポール。料理にもさまざまな国の要素が混じり合い、独特の味わい深さを持つ食文化が根付いている。そんなシンガポールで長年愛されてきたダイニング［ジア・ウェイ・シンガポール］が日本初上陸。
こちらは料理をテーブルの中央に並べて皆で分け合いながら、食卓を囲んで楽しい時間を過ごすことを大切にするという中国の食文化の精神に基づいた提供スタイルで、シェフは［ウェスティン都ホテル京都］や［ホテルオークラ京都］など、国内の一流ホテルや中華レストランで30年以上研鑽を積み、数々の受賞歴を持つ楊川 明弘氏が務める。

今回のオープンは世界でも2店舗目。シンガポールスタイルの中華料理に日本の食材を掛け合わせた、ここでしか味わえない独創的な料理が楽しめる。
パームツリーの葉に包んで提供されるシーフードビーフンは、真鯛やホタテ、海老、蛸など複数の魚介のダシと、京都の鴨を使った白湯など3つのスープを合わせたシェフ自慢の一品。ビーフンをスープ仕立てで味わう目新しさがありつつも、鶏白湯のように親しみやすい風味も感じられ、異国情緒溢れる料理ながら自然と箸がすすむ。

ランチタイムには、メインの料理に加え4品の副菜、ミニデザート、中国茶まで揃った満足感のあるセットを、1780～2200円と気負わない価格で楽しめる。自家製叉焼のワンタンメンや大海老のクリスピー唐揚げなど、メインは5種類からその日の気分に合わせてセレクト。旬の野菜たっぷりのスープも含まれバランスが良く、健康を気遣う人にもおすすめだ。

選べるメインの大海老のクリスピー唐揚げは、かぶりつくのをためらうほど大きな海老のぷりぷり感と、サクサクの衣が魅力。ライムリーフのスパイシーさに食べ慣れたチリソースとは違う新鮮さを感じつつも、レモンオイルで爽やかに仕上がっており、万人に親しまれる味わい。

ホテル［ノク京都］は、地下鉄「丸太町駅」の改札を出てすぐにアクセスできる、立ち寄りやすさも魅力。地下にある［ジア・ウェイ・シンガポール］は街の喧騒から離れており、ゆったりとした時間を過ごせる。新感覚の料理に刺激を受ければ自然と会話も弾むので、ランチ会や女子会にもぴったり。ここでしか出合えない味とひとときを、存分に堪能して。