京都からちょっと旅へ vol.4 山口県下関市

今回訪れたのは、明治維新から150年の節目を迎え、より一層注目が高まる、本州の最西端・山口県下関市。
海と山に面したこの地は、その自然の恵みから美味しさも集う場所。
また、この地で有名なふぐは、"福"を意味する「ふく」と呼ばれ、親しまれているのだそう。
まだまだ穴場の絶景ポイントや近代建築史を代表する建築物、偉人たちが愛した温泉なども。
さぁ、福を見つけに、下関へちょこっとトリップしてみませんか?


山口県下関市ってどんなところ?

幸福、口福、福を見つける旅へ

京都から新幹線で約3時間。本州最西端に位置する下関市は、山口県最大の人口を擁する街。本州と九州を結ぶ関門トンネルは今年で開通60周年を迎える。自然たっぷりのこの地には名物がたくさんあるが、その中でもふぐはここでは"福来たる"ものとして"ふく"と呼ばれている。また、高杉晋作ゆかりの地も多く、明治維新から150年を迎える今年は、まさに注目の年と言っても過言ではないのではないだろうか。

下関サブカット01
下関サブカット02
下関メイン画像
新幹線・新下関駅に下車した途端、"ふく"に出合える街の洗礼を受けることに!駅にはかわいい”ふく”のモニュメントを発見。また、毎年5月に「しものせき海峡まつり」で登場するスーパージャンボふく鍋のふく型鍋も飾られている。

島々を臨む 絶景ポイントへ

  • 豊 浦
  • 絶 景
  • Map-1

ふくとくいなりじんじゃ

福徳稲荷神社

青い海と空に、朱色の大鳥居が映え、地元では「犬鳴のお稲荷さん」と呼ばれ親しまれるこちら。開運、商売繁昌、家内安全、航海安全、豊漁のお稲荷さんとして古くから信仰されている。犬鳴の稲城山を回る参拝道には、京都の伏見稲荷にも引けを取らないほどの千本鳥居が連なり、そこを抜けると目の前には一面に海が広がる絶景が待っている。

福徳稲荷神社サブ画像01
福徳稲荷神社サブ画像02
福徳稲荷神社メイン画像
特に北浦の沖合に夕陽が沈む時間が狙い目。まるで天に続くような夕陽の光の道が鳥居に向かって現れるそう。
  • 山口県下関市豊浦町宇賀2960-1
  • 083-776-0125
  • 常時開放 ※受付やお守りの販売などは9:30~17:00
  • 駐車場有/MAP

英国と下関をつなぐ場所

  • 唐 戸
  • 立ち寄り
  • Map-2

きゅうしものせきえいこくりょうじかん

旧下関英国領事館

赤いレンガと白い石材が美しいこちら。明治39年に領事館として建てられた、現存する日本最古の領事館といわれる。昭和15年に業務を終了し、平成11年には重要文化財に指定。現在は、1Fが当時を再現した領事室、2Fが英国風カフェ&パブ、附属屋をギャラリーとしてリニューアルオープン。公式キャラクター・ピーターラビットの限定グッズも販売。

旧下関英国領事館サブ画像01
旧下関英国領事館サブ画像02
旧下関英国領事館メイン画像
領事館として使用されていた当時を再現した旧領事室には、実際に使用されていた椅子やテーブルも。
  • 山口県下関市唐戸町4-11
  • 083-235-1906
  • 9:00〜17:00、レストラン10:00〜22:00
  • 火曜休/入館無料/駐車場無/ホームページMAP

日本最古級の近代建築

  • 唐 戸
  • 立ち寄り
  • Map-3

きゅうあきたしょうかいビル

旧秋田商会ビル

大正4年に建てられた、日本の近代建築史を代表する和洋折衷の建物。木材取引中心に商社活動と海運業を営んだ秋田商会の事務所兼住宅として、西日本初の鉄筋コンクリート造りのビルとして建設されたそう。洋風な佇まいとは変わり2・3Fは書院造住宅、屋上には日本庭園や茶室と、なんともユニークな作り。1Fは下関に縁のある金子みすゞコーナーも。

旧秋田商会ビルサブ画像
旧秋田商会ビルメイン画像
有形文化財に指定されるこちらは、日没から22時までは外壁のライトアップも。屋上は残念ながら非公開。
  • 山口県下関市南部町23-11
  • 083-231-4141
  • 10:30~15:00(最終入館/14:40)
  • 火・水曜、12/29~1/3休/入館無料/駐車場無/MAP

口福と癒しの名湯を求めて

  • 豊 浦
  • グルメ・宿泊
  • Map-4

かわたなグランドホテル

川棚グランドホテル

800年以上前よりやわらかなラジウム泉が涌き続ける川棚。山頭火やコルトーなど偉人たちにも愛された温泉をもつ「川棚グランドホテル」へは、癒しと口福を求めて訪れたい。食事処では、瓦が生活に欠かせなかったこの地の名物・瓦そばを楽しめ、パリパリとした食感と香ばしさが食欲をそそる。冬には、下関名物の”ふく(フグ)”を堪能して。

川棚グランドホテルサブ画像01
川棚グランドホテルサブ画像02
川棚グランドホテルメイン画像
元禄6年、毛利綱元がこの地に御殿湯を創設し、代々の藩主が入湯したとされる。自然たっぷりの温泉を楽しんで。

お土産には海の幸を持って

  • 唐 戸
  • お土産・グルメ
  • Map-5

カモンワーフ

下関といえば関門海峡を思い浮かべる人も多いはず。せっかく下関に来たのなら、ぜひその海の幸をお土産に持って帰りたい。こちらは、関門自慢の海の幸を中心としたレストランや土産物店が立ち並ぶシーサイドモール。ふくバーガーなど、下関ならではの珍しいフードも揃うので、旅の思い出に立ち寄ってみて。ボードウォークからは、関門海峡が一望できる。

カモンワーフサブ画像
カモンワーフメイン画像
ふくらーめん330円、ふくのひれ酒(180ml)530円、瓶のふぐさし(わさび)650円
  • 山口県下関市唐戸町6-1
  • 083-228-0330
  • 物販9:00〜19:00(冬季〜18:00)、飲食店11:00〜22:00
  • 無休/駐車場無/ホームページMAP

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