
ぜんざい
寒さが厳しい冬に食べたくなる甘味といえば、ほっこり体を温めてくれるぜんざい。
京都ならではの多様なラインナップを楽しんで。

鶴屋吉信 本店
今出川堀川MAP A


味わい深い粟となめらかなこし餡
約150年の歴史を持つ柚餅など、長きに渡って愛される銘菓が並ぶ[鶴屋吉信 本店]。2階にはお休み処が設けられており、立派な茶庭を眺めながら和菓子店ならではの技を活かした甘味を楽しめる。なかでも粟ぜんざいは、蒸したての粟の上に艶やかな温かいこし餡を合わせた名物メニュー。丁寧に下ごしらえした粟の香ばしい風味と濃密なこし餡の相性は抜群。一度食べるとクセになる味わいだ。
二條若狭屋 寺町店
寺町二条MAP B


二條若狭屋 寺町店
寺町二条MAP B
希少な白小豆をたっぷりと
焼き芋に見立てた薯蕷饅頭「家喜芋」や、小箱のデザインが可愛い葛湯「不老泉」など、遊び心を菓子づくりに込めてきた菓匠。2階の茶房では、生産量と時期が限られた高級食材・白小豆をたっぷり使ったぜんざい(11月〜3月末頃まで提供)が味わえる。絶妙なやわらかさに炊かれた白小豆は上品な甘さ。紅白千鳥とあられをお好みでのせて味わって。
二軒茶屋
祇園MAP C


二軒茶屋
祇園MAP C
お餅と白玉入りの栗ぜんざい
八坂神社の表参道に向かい合っていた二軒の茶屋のうちの一軒が起源という歴史ある茶屋。名物の田楽豆腐のほか、夏のかき氷など人気商品が揃う。秋以降は北海道産小豆を使ったぜんざいやおしるこもおすすめ。小豆と栗のやさしい味わいが重なり合う栗ぜんざいは、もっちりとした餅と弾力のある白玉がダブルで入った贅沢な一品。
茶舗 赤門茶屋
宇治MAP D


茶舗 赤門茶屋
宇治MAP D
小豆の甘さと抹茶のほろ苦さがマッチ
宇治茶の老舗に生まれ育った店主が平等院の表門前に開いたお店。厳選されたこだわりの宇治茶が美しくディスプレイされ、茶葉の他にも茶器や茶香炉の販売も行う。店内では宇治茶や甘味を味わうことができ、冬限定のほうじ茶付濃い茶ぜんざいは寒い季節にぴったりの品。自家製小豆のやさしい甘さと抹茶のほろ苦さ、焼き餅の香ばしさがたまらない。

(2018年3月25日発売)

(2018年8月25日発売)
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※表示価格は特に断りのあるもの以外、税込価格です。
※イラスト/田室 綾乃