ピラティスとは?

ピラティスとは
写真:イメージ

ピラティスとは、ジョゼフ・ピラティス氏が考案したエクササイズ。第一次大戦中には負傷した兵士のリハビリに活用された歴史もあり、あらゆる年齢や健康状態の人々が行えるように考えられているので、身体が硬いという人や運動が苦手という人、妊婦も、人それぞれに合うメソッドで気軽に始められるのが魅力。「ヨガと似ている」と思われがちだが、ヨガは腹式呼吸で瞑想を取り入れた運動、ピラティスは胸式呼吸で解剖学を元にしたトレーニングと大きな違いも。身体の奥に意識を集中させて動くことで、筋力回復からプロスポーツ選手の筋力アップまで目的に応じて利用でき、プロポーションや姿勢の維持ができると、NYセレブたちにも人気。ちょっと知るだけで、身体の歪みを意識し、美しい姿勢を心掛けるきっかけに。普段の生活にピラティスを取り入れてみては?

vol.1 キレイな姿勢を作るABC

  1. Alignment 姿勢
  2. Breath 呼吸
  3. Core 体幹

ピラティスで大切な3つの要素は姿勢Alignment(A)、呼吸Breath(B)、体幹Core(C)。骨盤底筋群などのコアの筋肉を鍛えて、正しい姿勢になれば、肩コリや腰痛の改善にもつながるといわれ、美しいボディラインもキープ。深い呼吸で代謝アップも。

1.Alignment 姿勢

Alignment 姿勢

(写真左:GOOD)鏡で見た時に、正面は耳と肩、腰の位置が左右同じ高さになっているかチェック。横向きの時は耳と肩、腰、ひざが一本のラインになっているのを確認。肩が内側に入らず、頭は地面からひっぱられているように背筋を伸ばす。

(写真右:BAD)女性に多いのが、胸がグッと前に出て、お尻が後ろに出てしまう“反り腰”。お尻の穴を下に向けるように立つと正しい姿勢に。

2.Breath 呼吸

Breath 呼吸

(写真左:①)鼻で吸って、口で吐く胸式呼吸。肋骨を広げるように酸素を肺にたっぷりとりいれて、肋骨を縮めるように吐く。腹式呼吸のようにお腹を膨らませないのが特徴。肋骨に両手を当てて、肋骨が広がったり、縮んでいるかをチェック。

(写真右:②)吐く動作に合わせておへそをお腹の奥にしまい込むようにへこませる。お腹が膨らむ場合は手をお腹にあてて。

3.Core 体幹

Core 体幹

(写真左:①)身体の中心をイメージすることがピラティスの基本。表面の筋肉の強化ではなく、身体の内側(コア)から鍛えることで、歪みのない芯の通ったボディラインをキープできる。代表的なインナーマッスルは腹横筋や骨盤底筋、大腰筋など。

(写真右:②)インナーマッスルは目に見えないので、イメージしながら行う。集中してエクササイズすることが大切。

[memo/女性が気にして欲しいインナーマッスル]

骨盤底筋群の大切さと鍛え方・・骨盤底筋群は、骨盤内の内臓を下から支え、尿道や膣、肛門を取り巻いているハンモック状の筋肉。筋力が弱くなると、尿失禁や子宮脱を引き起こすことも。骨盤底筋群を鍛えることで膣括約筋も鍛えられるといわれ、いわゆる膣トレーニングができるほか、尿漏れ対策、ナプキンに頼らない生理の経血コントロールもできるように。ピラティスではお尻の穴、膣、尿道を閉じるイメージをして底筋を鍛えます。

廣瀬由仁子さん

教えてくれたのは...廣瀬由仁子さん

Pilates Academy International マットピラティスインストラクター、FTPマタニティピラティスインストラクター

フリーライターをしながら腰痛改善のために始めたピラティスにハマり、ピラティスインストラクターの資格を取得。現在は出張レッスンなども行っている。

廣瀬由仁子公式ブログ>>

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