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2025年9月19日(金)に全国にて公開される映画『宝島』。主演で宣伝アンバサダーも務める妻夫木聡さんが、本作にかけた思いを直接伝えたいと、大友啓史監督とともに、舞台でありロケ地となった沖縄はもちろん、北海道から福岡まで全国各地を飛び回り、[T・ジョイ京都](京都府京都市南区)にもやってきた!
原作は、アメリカ統治下の沖縄を舞台に、史実に記されなかった真実を描く、真藤順丈氏の同名小説。妻夫木さんのほか、広瀬すずさん、窪田正孝さん、永山瑛太さんらが共演し、激動の時代をもがきながら駆け抜けた若者たちの姿を、圧倒的な熱量と壮大なスケールで描く。
舞台挨拶で監督は「前作の映画『レジェンド&バタフライ』で、ほぼ京都暮らしをしていました。この映画館も個人的に通っていて、ここで自分の作品を皆さんにお届けできるのを大変光栄に思います。」と挨拶。
京都の印象について司会者から聞かれた妻夫木さんは「僕は東京以外で撮影があると言ったら京都が1番多いと思います。京都は撮影でもプライベートでも何回も来させてもらってますね。いつもホテルじゃなくて、コンドミニアムみたいなところを借りることもあり、本当に京都で生活してる気分を味わえるので、毎回楽しませてもらってます。」とコメント。監督が、「実は、昨日1日だけ早く京都に入って、こっそり美味しいご飯食べた(笑)。」と言うと、「聞いてないっ!!」とすぐに妻夫木さんがツッコみ、会場は笑いに包まれた。
今回の舞台挨拶では、映画を観終えたばかりの観客から寄せられた質問・感想を読み上げ、監督と妻夫木さんが答えてくれるという、なんとも贅沢な時間が実現。
妻夫木さんに「ウチナーンチュ(沖縄出身の人)の私から見てもカチャーシー(沖縄の伝統的な踊り)がとても自然で上手」という感想が読まれると、「ウチナーグチ(沖縄方言)は以前の作品でも経験があったのですが、カチャーシーは難しいので、褒めてもらえるのは本当に嬉しい。皆さんが子どもの頃から自然に踊っているものなので、教える人がいないんです。僕が練習しているのを通りかかったおじいが見て、『酔っ払った人がいるのかと思ったよ』と言われてしまった(笑)。」というエピソードも教えてくれた。
大友監督には、「この映画を拝見して、これまでいかに沖縄のことを無知でいたのか思い知らされました。これからの私に何ができるのか。当時から何も状況が変わっていないことに愕然としています。戦争はまだ終わっていない。沖縄にはまだ基地がある。深く考えさせられました。監督に質問です。この撮影で一番大切にされていたことは何ですか。」と質問が。
「妻夫木くんとも死生観が変わったという話をしています。やはり亡くなった方の魂の存在を、はっきりとは言えないけれど、どこかで感じることがあるんです。そうしたものをとても大切にして生きている島、それが沖縄だと思います。僕自身、この撮影に臨むときに意識したのは、日本にある“残念”という思想です。ここでいう“残念”は、単なる“惜しい”という意味ではなく、“念が残る”という考え方。先人の思いや念というものが、時に撮影の現場でずしりと伝わってくる。大河ドラマ『龍馬伝』で龍馬の死を撮った時なども、肩が重くなるような体験がありました。
沖縄という場所は、アメリカ統治下という私たちの想像を超えた状況で、多くの方が無念の思いを抱えながら亡くなられた土地です。だからこそ、その方々の霊的な声に耳を澄まし、静かに向き合う姿勢でなければ、この題材に取り組めないと感じました。」
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会
監督は続けて、「普段の撮影は、ある意味お祭りのように勢いで進めることもありますが、今回はどうしてもそういう気持ちにはなれなかった。沖縄にはウタキ(御嶽)と呼ばれる神聖な場所があります。そうした場所に立ち寄り、手を合わせたり、ひざまづいて祈ったりしながら、自分を神聖な気持ちに整えて、身を清めて臨むような感覚がありました。沖縄の先人たちの声が直接聞こえるわけではないけれど、もし語りかけられることがあるなら、それを受け止められるように。そんな心構えを持ち続けながらの日々でした。」と、撮影中の気持ちを打ち明けた。
さらに観客から「心に響きました。観終わって、人間はバカじゃないと思いたい気持ちと、馬鹿かもしれないという気持ちが共存しています。このようなモヤモヤ、マグマをどうやって昇華させたらいいでしょうか。」と問われると、妻夫木さんは「すごく難しいですね。昇華しないでほしいです。多分そんな簡単なことじゃないから。僕たちって生きることにこんなに迷うし、みんな強くないじゃないですか。弱くて僕はいいと思っているんです。だからこそ人の痛みだとか、そういうものを感じていけるんだと思うんですよね。だから昇華せずに燃えていきましょう。たぎっていきましょう!」とガッツポーズを見せると、会場から大きな拍手が湧き起こった。
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会
最後に、妻夫木さんは「映画というものは、皆さんに観てもらって初めて完成するものだと思っています。ですが、この『宝島』は、観てもらってもなお、“育っていく思い”があります。全国を回りましたが、その都市ごとに『宝島』の輪が広がっていって、その都市の地の物語になっていく。これは沖縄の物語だけど日本の物語で、皆さんの物語だと思っています。観てくれた方々が実感して、その輪を広げてくださるのを僕は目の当たりにしてきています。今日も皆さん一人ひとりの顔を見て、その思いがすごく伝わったと思います。」と、まっすぐ観客を見つめながら喜びを伝えた。
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会
大友監督は「この作品は、コロナ禍もあり2回頓挫しています。本当は『レジェンド&バタフライ』から半年も経たないうちにクランクインする予定でしたが、いろんなことが成立せずに、その都度苦しい思い、悔しい思いを乗り越えて、なんとか皆さんにこうやって届けられるようになりました。普通、映画は1回しくじったらほぼ立ち直れない。しかもこの規模の映画で2回しくじったら本当に無理だと思うんです。でもこの映画はなんとか生き残りました。
この時代に届けなければいけないメッセージや大切なことが、この映画の中にあることを僕は原作を読んでから力強く確信していました。だからキャストもスタッフもみんな待っていてくれたんですね。普通だったら、待っていてくれないです。でも、やはり届けるべき価値のあるものがこの映画の中にあることを全員が理解して進んだからこそ、なんとかここまでたどり着いた、生き残った映画だと思っています。今日、僕自身の胸の高鳴りを、皆さんとこうやって共有できる日が来て、本当に感無量です。」と締め括った。
©真藤順丈/講談社 ©2025「宝島」製作委員会
映画の舞台は、沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える若者たちがいた。幼馴染のグスク(妻夫木聡)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)と、彼らの英雄的存在である一番年上のオン(永山瑛太)。ある襲撃の夜、オンは“予定外の戦果”を手に入れ、突然消息を絶つ。時が過ぎ、グスクは刑事に、ヤマコは教師に、そしてレイはヤクザになり、オンの影を追いながらそれぞれの道を歩み始める。オンが手にしたものはなんだったのか。幼馴染3人が20年後にたどり着いた真実とは。
全国を回りながら、映画の熱量を伝え続けてきた大友監督と妻夫木さん。大友監督は映画『るろうに剣心』や『レジェンド&バタフライ』で京都・滋賀での撮影も多く、京都とは縁の深い監督。またどの作品への熱量も愛も惜しみなく注ぐことでも有名。原作自体の熱量、監督の情熱、妻夫木さんの想いが重なり合い、観る者の心にまっすぐ突き刺さる作品。ぜひ映画館の大スクリーンで、すべての熱い思いを確かめて。
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