食材を使い切る 食べ残しゼロ推進店舗へ潜入!
食べ残しゼロを実践していますか?

食材を使い切る「使いキリ」、食べ残しを減らすためのメニュー提供やお客様への声かけなどを行う「食べキリ」、厨房の調理くずなどの「水キリ」。これら、お店からの生ごみを減らす「3キリ」に取り組む「京都市 食べ残しゼロ推進店舗」の、知恵と工夫を取材しました。

1日10食限定!こってり鶏ガラ濃厚ラーメン 850円(ランチのみ)

丸ごと仕入れた鶏を
無駄ゼロですべて活用!

丸ごと仕入れる鶏。食べられる部分は丁寧に処理をして焼き鳥に。残ったガラは、汁そば用のスープを取るのに使います。また、つくねに卵黄を使ったあと、残りの卵白はメレンゲにして、アイスにトッピングするなど、メニューにも工夫を。素材を使い切ることは、お客様にいつも新鮮なものを提供することにもつながります。

左から、心残り、もも、手羽先。手間をおしまず、ていねいにさばいて串打ちを

左から、背肝、砂肝、ハラミ、セセリ、ぼんじり、首皮。左の写真とあわせて、ちょうど1羽分

食べられる部分をすべてさばききった胴ガラ。胴ガラからは、「鶏汁そば」用のスープを取ります

5時間ほどで濃厚スープのできあがり。素材に限りがあるので、数量限定!

つじや オーナー

辻 英知さん

家でも、骨・筋・皮などはスープを取るのに使えます。根菜の端切れなどもうまく利用してみてください。

京都 炭火串焼つじや 本店
075-241-3719
京都市中京区烏丸二条上ル蒔絵屋町256 関広ビルB1FMAP
17:30〜翌1:00(フード 24:00LO、ドリンク0:30LO)
不定休 禁煙席無/完全個室無/駐車場無
http://www.kyoto-tsujiya.com

精進料理の教えを実践!
使いキリは、ものを生かすこと

精進料理には「ものを生かすこと」という教えがあります。これは、食べる人にとっては食べ残しをしないことであり、作る人にとっては、使い切ること。矢尾治では、野菜の端切れは干して煮物の出汁に使うなどさまざまな工夫をしています。今回は、煮物で使ったかぼちゃの残りでつくるデザート「南京羹」の作り方を紹介してもらいました。

かぼちゃの種と実の境目の部分。水分が多いので煮物には向きません。この部分をまとめて置いておきます

柔らかくなるまでかぼちゃを蒸します。家庭では、電子レンジを使ってもOK!

蒸しあがったかぼちゃを裏ごしし、鍋に移します

粉寒天(分量の5%)と好みの分量の砂糖を加えます。砂糖が溶け、なめらかになるまで鍋で炊きましょう

型に流し込み、冷めたらできあがり

抜き型を使って、いろんな形に仕上げれば、上品な和スイーツになります

矢尾治 主人

上田 倫正さん

毎日出る米のとぎ汁。煮物の下茹ではもちろん、けんちん汁などに、全体の1割程度の分量を入れると、いいコクがでますよ。

矢尾治
075-841-2144
京都市下京区堀川高辻堀川町358MAP
仕出しのみ
不定休
http://kyoto-shoujinryouri-yaoji.homepage.jp/
お問い合わせ
京都市環境政策局 循環型社会推進部 ごみ減量推進課
TEL 075-213-4930 FAX 075-213-0453

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