オシャレなデザインに魅了されっ放し!「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて」を鑑賞してきた

2019/1/24

取材

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みなさん、こんにちは。京都では様々なジャンルの展示会が開かれ、幅広い芸術に触れることができますよね。WebLeafスタッフにとって2019年初の芸術鑑賞となったのは、現在、京都国立近代美術館で開催中の「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて」。こちらは、京都国立近代美術館が2015年に一括収蔵した約300件以上の“世紀末ウィーンのグラフィック作品”の全貌が紹介される展覧会です。

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京都国立近代美術館は、地下鉄東山駅から徒歩約10分!


それでは、ほんの一部ですがその様子をお伝えします。
本展は、1.ウイーン分離派とクリムト、2.新しいデザインの探求、3.版画復興とグラフィックの刷新、4.新しい生活へ
4章で構成されており、それぞれのテーマに合わせて作品が展示されていました。



1.ウイーン分離派とクリムト

1章では、その中心人物であったグフタス・クリムトやその後継者であるエゴン・シーレオスカー・ココシュカの素描作品が紹介されていました。1867年に結成されたウィーン分離派。結成当時は、展覧会活動や機関誌『ヴェル・サクルム(聖なる春)』の刊行に力を注いでいたといわれています。

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オーストリア造形芸術家協会(編)
『ヴェル・サクルム:オーストリア造形芸術家協会機関誌』
[1900年〜『ヴェル・サクルム:オーストリア造形芸術家協会報告書』]
1898-1903[1904]年


30〜40枚ずらりと並ぶ『ヴェル・サクルム:オーストリア造形芸術家協会機関誌』の表紙。手描きとは思えぬほどの細かにデザインされた作品が会場を彩ります。現代のグラフィックでも見たことがあるような絵のタッチにただただ驚くばかり。“デザインの根底”が垣間見えた瞬間でした。


2.新しいデザインの探求

2章では、人々を魅了した図案集の数々の紹介と、そのデザイナーの人材輩出の場としてのウィーン工芸校、活動の場としてのウィーン工房に注目した作品が並んていました。カラー印刷技術や写真製版技術の発展を背景に、当時、デザイン刷新の参考とすべく数多くの図案集が発行されたそう。

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ベルトルト・レフラー(編)
『ディ・フレッヒェ(平面)−装飾デザイン集(新シリーズ)第Ⅱ巻』
1910/11年

なんだこの細かいデザインは!!緻密なデザインやカラフルな色使いに見惚れてしまいます。


3.版画復興とグラフィックの刷新

3章では、木版画やリトグラフなど多様な版画手法における新たな試みに焦点を当てた作品が展示されていました。19世紀に写真が発明されると、それまで視覚情報の複製や記録といった役割を担ってきた版画の存在意義が大きく揺るがされることに。その際に積極的に参照されたのが、なんと日本の多色木版画だったそう。

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ルートヴィヒ・ハインリヒ・ユンクニッケル
シェーンブルンのあずまや
1911年

 

こちらの木版画作品ですが、なんとなく日本の作品にも多く見られるような色使いだと思いませんか?当時、日本の多色木版画は、西欧で大きなブームとなっていたそうです。


4.新しい生活へ

最終章は、ポスターやカレンダー蔵書票といった日常生活に関わるグラフィックの新たなデザインや、グラフィックの刷新を担った人々が手がけた書籍の装丁や挿画の魅力に迫ります。グラフィックの新たなる試みは、これまで盛んだった美術雑誌や挿画入り雑誌だけでなく、“様々な媒体を通して人々の生活に浸透していくこと”だったとか

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エディタ(ディタ)・モーザー
1908年度版カレンダー
1907年


こちらは、1908年のカレンダー。表裏どちらのデザインもとってもオシャレ!飾るだけで生活が華やかになりそう。欲しい!


さて、今回じっくり鑑賞することができた「世紀末ウィーンのグラフィック−デザインそして生活の刷新にむけて−」。めっぽう芸術に疎いWebLeafスタッフでも、一つひとつの作品に「すごいな」と魅了されっぱなしの展覧会でした。こちらの展覧会は、2019年2月24日(祝・月)まで。この機会をお見逃しなく!

 

世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新にむけて

開催日時/2019年1月12日(土)~ 2月24日(日)9:30〜17:00 (最終入場/16:30)、金・土曜 9:30〜20:00(最終入場/19:30)
場所/京都国立近代美術館(京都市左京区岡崎円勝寺町)
休館日/毎週月曜、1月15日(火)、2月12日(火)※ただし1月14日(祝・月)、2月11日(祝・月)は開館
観覧料/一般1,000円、大学生500円 ※高校生、18歳未満は無料
問い合わせ/ Tel.  075-761-4111
京都国立近代美術館公式サイト>>

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