明石焼きとおばんざい酒場[たこ入道]

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お酒とケーキを一緒に味わえるケーキショップ[Pâtisserie Bison futé(パティスリー ビゾン ヒュテ)]の店主・北園さんからのご紹介で訪れたのは…

前回の様子はこちら!

お酒と楽しむ大人のケーキ[Pâtisserie Bison futé(パティスリー ビゾン ヒュテ)]

お酒と楽しむ大人のケーキ[Pâtisserie Bison futé(パティスリー ビゾン ヒュテ)]

明石焼きが看板メニューの酒場[たこ入道(たこにゅうどう)]さんです。

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教えてくれたのはこの方!
北園 万里子さん

[Pâtisserie Bison futé(パティスリー ビゾン ヒュテ)]

住所/京都市南区東寺東門前町56 MAP
TEL/075-691-9848
営業時間/12:00〜22:00
定休日/不定休


Q.) 今回、[たこ入道]さんをご紹介してくださった理由を教えてください!
昔からよく通っているお店で居心地が良いから。

Q.) どんな時に[たこ入道]さんを利用されますか?
焼酎が飲みたくなったとき。

Q.) おすすめメニューを教えてください!
明石焼き

Q.) そのメニューがお好きな理由は何ですか?
明石焼きが好きなのもひとつですが、何より店主さんの人柄が大好きです。


木屋町通りに明石焼きが味わえる酒場?そんなところあったっけ・・?どうやら、元・立誠小学校前にお店があるとか。木屋町通三条から南へ向いて歩いていくと蛸の絵が描かれた看板を発見!

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看板には“あかし焼きの店”と、なんともわかりやすい看板に感謝

早速中へお邪魔します!

「どうぞ〜」と出迎えてくれたのは、“お母さん”と呼びたくなるような雰囲気の店主・小林美智子さんと、大学生の頃からこちらで働いているという山本さんこと“ドラちゃん”のおふたり。「ほな、買い物行ってくるし〜」と、美智子さんはお店を後にされたのでドラちゃんに取材をお受けいただきました。

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ドラちゃん(山本さん)

[たこ入道]

住所/京都市中京区下樵木町204 MAP
TEL/075-221-1443
営業時間/17:00〜翌2:00(LO/翌1:00)
定休日/木曜休

店内は厨房を囲うようにコの字カウンターになっており、なんとなく実家に帰った時のようにホッと落ち着ける空間です。

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席数は約25席

カウンターに並ぶ数々のおばんざいにも目を奪われ、このままビール片手に夜ごはんを済ませたくなる衝動に駆られましたがここはグッと堪えて取材モードへ。

店名の[たこ入道]とあるように、明石焼きが看板メニューのこちら。店主の美智子さんがなんとなく始めたという明石焼き酒場は、昭和44年の創業から50年が経った今もずっと変わらぬ味を守り続けているそうです。名物の明石焼きと手の込んだおばんざい、そしておふたりの温かなおもてなしを求めて訪れるのは顔馴染みの常連さんが多いとか。

さて、今回のお目当ては[Pâtisserie Bison futé]の店主・北園さんもお好きだという明石焼き。明石焼きといえば兵庫の明石が発祥だと認識していますが、”明石焼き”を口にしたことが無いかもしれない…と気づかされた今日この頃。たこ焼きとは全く別もの、ということだけは把握しているつもりです。生地は鰹・昆布・おじゃこの合わせ出汁にたまごを混ぜ合わせたもの

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たこ焼きと同じように生地を流し込み、たこを入れてくるくると焼き上げる

焼き上った後、器に載せた瞬間の明石焼きは“ぷるんぷるん”と左右に揺れ、まるで踊っているかのよう。

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明石焼き 660円(税込)

お店秘伝の出汁につけていただきます。火傷注意ですが、たこの弾力と生地のふわっとした食感を丸ごと味わうためにもひと口で食べるのがおすすめです。

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まるで、ふわふわの出汁巻きたまごのよう

このふんわり優しい味には、ビールより日本酒か焼酎が好相性かも。言わずもがな、ぷりっとしたたこも美味い。

さて、お次はおばんざいの人気メニューを教えてもらいました。常時20種ほど揃うおばんざいの中から人気の3品が登場。

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(左)こんにゃくの炊いたん(中央)たことワケビの酢味噌和え(右)牛すじこんにゃく 各490円(税込)

見るからに胃袋を癒してくれるラインナップ。まずは酢味噌和えを。次に甘辛く炊いたというこんにゃくをひと口。そして、トロトロになるまで煮込んだ牛すじこんにゃくをパクッ。美智子さんが作るおばんざいはどれも具材が大きくカットされていて、味付けも濃いめ。お酒はもちろんですが、ご飯が欲しくなるというダブルの誘惑が迫ってくる上、だいたいどれも一品500円ぐらいとお手頃なのも拍手です。

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かき揚げや天ぷらも美味しそう…

11月からは山本さんことドラちゃんが作る冬シーズン恒例のおでんが楽しめるそう。どれも体に染みる料理だったので、おでんへの興味も募るばかり!おばんざいと明石焼きを前に、疲れた身体や心を癒してみてはいかがでしょうか。木屋町には知らずといい店があるのだと確信した取材となりました。さて、ふわふわの明石焼きを焼いてくれたドラちゃんが次に教えてくれたお気に入りのお店は・・・あのフレンチです。

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次回もお楽しみに!