ようこそレトロカフェへ。行きつけにしたい[sakecafe 楓 fu]

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祇園で気軽に立ち寄れる隠れ家バー[アッティコ バール ジェンテ]の店主・山守さんのご紹介で訪れたのは…

※前回の様子はコチラ

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教えてくれたのはこの方!
山守 英之 さん

[アッティコ バール ジェンテ]

住所/京都市東山区西之町232-5-2F MAP
TEL/ 075-531-0709
営業時間/19:00~翌3:00
定休日/日曜
公式ホームページ>>

レトロな日本酒カフェ[sakecafe 楓 fu]さんです。

Q.) [sakecafe 楓 fu]さんを、今回ご紹介してくださった理由を教えてください!

中書島というディープな場所で旨いsakeが飲めるので。

Q.) どんな時に[sakecafe 楓 fu]さんを利用されますか?

自店の定休日の際、大手筋商店街に寄った後など。

Q.) おすすめメニューを教えてください!

東北地方の日本酒

Q.) また、そのメニューがお好きな理由は何ですか?

店主から日本酒談義を伺いながら味わうと美味しさが倍増するから。


WebLeafスタッフの中書島のイメージといえば、スナックや昔ながらの飲み屋さんが多い印象が強く、ディープな街のイメージがあります。というのも、その昔、中書島は遊郭の街だったと聞いたことがあるからです。スナックなどが多いのはその時の名残なのでしょうか。

さてさて、京阪中書島駅を降りて徒歩すぐの場所に[sakecafe 楓 fu]さんがあるらしいのですが...

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お店は京阪中書島駅の北出口から出てくださいね

駅から数歩、ディープ感溢れる建物が目の前に。パッと見ただけでは営業しているのか、建物だけが残っているのか分かりませんでしたが、後から聞いた話によるとその建物は築90年ほどの銭湯なんだそうです。現在も営業をしているそうで、夕方のオープン前になると常連客がちらほら集まってくるのだとか。その銭湯の目の前にあるレンガ調の建物をが気になり、まじまじと見ていると〝sakecafe 楓 fu〝という文字が!

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外壁の赤レンガが目立つのでわかりやすい!

店の中を覗くと、和服姿の女性がこちらにに気づき扉を開けてくれました。

「足元の悪い中、ようこそおいでなさって...。」と、とても柔らかな口調の店主・山本さんです。

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山本 理恵さん

[sakecafe 楓 fu]

住所/京都市伏見区南新地4-1 1F MAP
TEL/ 075-748-8733
営業時間/
水・木・金曜17:00〜21:00
土・日曜、祝日15:00〜21:00
定休日/月・火曜休(不定休あり)
公式ホームページ>>

そこそこのディープ感を覚えたほんの数分前の記憶が吹き飛ぶような、オシャレなインテリアで設えた店内は、「女性が気軽に立ち寄れる場所にしたい」と願う山本さんの想いが込められたもの。

fu05「ゆくゆくは、小物販売なども出来れば…」と考えているそうです。

レトロな雰囲気が漂うこちらは、元々は昭和初期築の喫茶店だったそう。体調により店を閉めることになったオーナー夫妻の素敵な人柄に惹かれ、築80年越えだというこちらの建物を引き継ぎ、改装することを決意。店を開きたいとの想いから3年が経った2018年5月に[sakecafe 楓 fu]をオープンされました。

ちなみに、外壁は当時のままだそうで、フォトジェニックとも言えそうな独特な雰囲気が醸し出されています。

店内はとても広々とした空間で、ところどころに花が飾られていました。

fu09女性が喜びそうなやさしい雰囲気の店内。

以前は花に携わる仕事をしていたという山本さんは、フラワー装飾士の資格もお持ちの本格派。WebLeafスタッフが勝手に想像していた〝おじさまたちが集う昭和感溢れる店”のイメージとは大きくかけ離れ、素敵な雰囲気に包まれたお店です。

そういえば、店名[sakecafe 楓 fu]には植物の“楓”が付いていますよね!楓が好きなのかと聞いてみると、「楓」の花言葉=“美しい変化”がお気に入りなんだとか。あとは飼っている猫の名前が「ふう」だそうで、ふたつを合わせて付けたんだそうです。

そんなおしゃれなこちらに度々訪れるという[アッティコ バール ジェンテ]の店主・山守さんのお気に入りは東北地方の日本酒

こちらの店を始める前の山本さんは、東北地方の日本酒を全国に広めるなど観光資源発掘の仕事に携わっていたそう。後に起こった東日本大震災の時には、半壊や倒壊となった酒蔵もあったようです。元の場所での再開は厳しく、場所を移して製造を再開させるなど、逆風に負けずに頑張っている姿を見て、「少しでも応援したい、支援がしたい」と、東北地方の日本酒と、店を構える伏見の日本酒を中心に提供しているのだそうです。

「東北地方の日本酒で、今のおすすめを教えてください!」ということで紹介してくれたのがこちら。

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中でも山本さんのおすすめは、写真右から2番目、宮城の寒梅酒造の『宮寒梅』だそうで、仕事終わりなどの一杯にぴったりなお酒なんだとか。「こころに春を呼ぶお酒」となんともキャッチコピーが素敵だこと!

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お酒は1杯(90ml)400円〜(税抜)。
少しずつ嗜みたい人は45mlがおすすめ。

「良ければ飲みませんか?」のお言葉に甘えて一杯いただくことに。舌にスーッとやわらかく入る『宮寒梅』は、山本さんの言う通り、疲れた日にゆっくり飲みたくなるような、やさしいお酒です。

「お酒に合うおつまみもどうぞ。」と、たくさんのおつまみを作っていただきました!「料理はワンコインで楽しめるものにしたい」とどれもリーズナブルな価格にしているそうです。

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板湯葉サラダ ちりめん山椒500円(税抜)

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濃厚くみ上げ湯葉500円(税抜)

湯葉は、山本さんのご主人が有機大豆の豆乳から自家製する、トロっと濃厚な仕上がり

こちらは日替わりポテトサラダ500円(税抜)。

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「日本酒と相性が良いリンゴを入れています。」と、
この日はサッパリとした酸味が効いたポテサラでした

続いてこちらは、人気の手作りおつまみ3種盛り500円(税抜)。

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京都では珍しい秋田の名産・いぶりがっこは、山本さんのお気に入りのアテ。燻製の香りがクセになりWebLeafスタッフのお酒を飲むスピードもアップしました。

和服に、花に、料理に、そしてお酒にも詳しいとなれば、無敵なのではなかろうか…その上、実は、山中へ花を摘みに行くこともあれば、チェーンソーで木を切ることもしばしば。さらには店の壁はすべて山本さん自身が塗ったそうで、和装姿からは想像できないアクティブな面も兼ね備えており、そのギャップがとっても魅力的だなぁと感じたWebLeafスタッフなのでした。

そんな山本さんが次に紹介してくれたのは…

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次回は、伏見にある可愛いあのカフェへ。