- 2018/2/15(木)
- 和食・居酒屋
日本酒が豊富な割烹居酒屋で、絶品寿司を堪能[うまいもんや いっしょう]
カウンター席が楽しい創作和食[ぞろ芽]の店主・上野さんからのご紹介で訪れたのは…
※前回の様子はコチラ
日本酒好きの店主が営む[うまいもんや いっしょう]さんです。
Q.) [うまいもんや いっしょう]さんを、今回ご紹介してくださった理由を教えてください!
日本酒が飲みたくなったら、種類が豊富なこちらへ伺います。
Q.) どんな時に[うまいもんや いっしょう]さんを利用されますか?
友人と集まる時に利用します。
Q.) おすすめメニューを教えてください!
寿司と日本酒
Q.) また、そのメニューがお好きな理由は何ですか?
新鮮なネタを握ってくれる寿司は、日本酒との相性が抜群です。
寿司と日本酒が楽しめるというこちらは、穴子料理をはじめ、魚介料理を中心とした割烹居酒屋です。
月刊誌Leaf2016年「Leaf創刊20周年 京都・滋賀グルメ総決算」の“心地よい和食カウンター”ページでも紹介しています。
場所は、京都市役所から徒歩5分。御池通りを北へ歩くと、閑静な通りに[うまいもんや いっしょう]さんが見えてきました。
大きな看板と、杉玉が目印。看板の文字は店主が書いたそう。
扉を開けると、カウンター奥の調理場で仕込みをする店主の姿が。「こんにちは。どうぞどうぞ」と、電気ストーブをLeafスタッフの側まで持ってきてくれる優しい清水さん。
店主・清水学さん [うまいもんや いっしょう] 住所/京都市中京区御幸町二条下ル山本町427 MAP 営業時間/18:00〜24:00(LO/23:00) 定休日/水曜休、一部不定休有り TEL/075-231-1711
調理場に立つ清水さんを囲むように日本酒がずらり。
「清水さんは日本酒のことを、ほんまによくわかってはる」と紹介人の上野さんが話していたな、と頭によぎりました。
日本酒に詳しい清水さんは、酒蔵見学が趣味だそうで、お客さんと出かけることもしばしばあるのだとか。料理人として和食の道を選んだのも日本酒が好きだから。とは言っても、はじめから料理人を目指していたわけではなく、実家の染め屋で13年間、染め職人として腕を磨いていたそう。
店に掲げられた暖簾も清水さんが染めたもの。
夏には朱色、冬には濃紺の暖簾が店先に趣を持たせます。取材日は冬真っ只中でしたが、写真映えするようにと朱色の暖簾をかけてくれました。
小さい頃から"物を作る”ことが好きだった清水さんは、染め屋から、ずっとなりたかった料理の道へと進みます。魚釣りが趣味だと話す清水さんが選んだ修業先は、寿司屋。4年間料理人としてのイロハを学んだのち、2012年8月に[うまいもんや いっしょう]をオープン。自身が好きな穴子料理をメインに、毎朝市場で仕入れる新鮮魚をあらゆる調理法でアレンジします。
なかでも、1貫からオーダーできる握りや、棒寿司の評判が高く、[ぞろ芽]の店主・上野さんも寿司がおすすめだと教えてくれました。
月刊誌でも穴子棒寿司やバッテラなど、握り寿司を紹介させていただきました。
穴子寿司(4貫)1,650円、ばってら(4貫)1,100円。ほかにも海老や鯛など造りとして提供している魚は何でも握ってくれる。
寿司の取材をお願いすると、なんと2種類も作っていただきました!
まずは、寿司5貫おまかせ1,650円。必ず穴子は握り、その他4貫は仕入れによって変わります。この日はタイ、ブリ、金目鯛、マグロがラインナップ。
「サバもよかったらどうぞ」と1貫追加してくれました。
肉厚でプリッとした弾力の穴子を筆頭に、ほかのネタも弾力があり口の中でとろけます。本格寿司がこんなにも気軽に味わえる店があったなんて!
ちなみにこちらの器は、清水さん手作りのもの。陶芸も好きとは、手先の器用さが伺えますね。店の近くにある陶芸作家さんのアトリエに足を運ぶこともあれば、陶芸作家さんが店に来て、おすすめの器や酒器を見せてくれることもあるのだとか。これから紹介する料理にも目を引く器が登場するのでお見逃しなく。
続いて紹介するこちらは、タコ、サバ、マグロ、ブリ、タイなどの5〜6種類のネタを、ごま油と醤油で味付けしたシャリで巻いた色んな手ごね寿司1,650円。
三重県ではポピュラーな料理だそうで、鰹や鮪などの赤身の魚を醤油を中心としたタレに漬け込んだ後、寿司飯へと合わせて食べるのだとか。それをモチーフに、清水さんがまかない飯として出していたものを、お客さんからの要望で、アレンジを加え、メニューに追加したのだそう。
シャリは少なめ、具は多めで贅沢な気分
脂が乗っていて甘みがあり、香ばしいごま油との相性も抜群で、すっかり手ごね寿司の虜になりました。
寿司を堪能した後には、清水さんおすすめのかき揚げが登場!季節の食材に合わせて4〜5種を用意するそうです。今回は、その中から2種類のかき揚げを作っていただきました。
えびと貝柱のかき揚げ1,100円は、塩または天つゆでいただきます。
仕上がりのきれいさはさすが。サクサクの衣とプリプリのエビで2つの食感が楽しめます。大葉で後味さっぱり!
続いて、なっとうのかき揚げ650円。こちらは辛子醤油で。
納豆好きのLeafスタッフも今回の取材で初めて納豆のかき揚げを口にしたそうで、その美味しさに感動していました。納豆嫌いのLeafスタッフも挑戦…。納豆独特の臭みが無く、ペロリと完食!納豆好きの方にはぜひ食べて欲しい一品。
工夫を凝らした料理の数々は、言うまでもなく日本酒のアテにぴったり!
「自宅でも楽しめるような日本酒を、ここに来て堪能してもらえれば」と、日本酒は珍しいものを揃えるのではなく、酒屋でも手に入りやすいものを選び、40〜50種を常備。
染め屋から転身して約10年、「最近は全然染めてないですね〜」と、今は料理と日本酒に全力投球の清水さん。日本酒にまつわる話を伺っていると、2016年、2017年と大好評だったイベント『平安日本酒フェスティバル』の発起人だということが判明しました。そんな清水さんが次に紹介してくれるのは、、、こちら!
『平安日本酒フェスティバル』のもう一人の発起人として清水さんとユニットを組んだ店主がいるあの店へ…
※食材は仕入れにより異なります。今回ご紹介した料理が提供できない場合もあります。また、価格は時期により変動する場合があります。ご了承ください。
ABOUT
京都の飲食店スタッフが足繁く通う、本当は教えたくない(!?)おすすめのお店をリレー形式にご紹介。グルメサイトや他では読めないこだわりのお店が続々と登場!知ってお得、食べて満足の情報をお届けします。
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