カウンターが楽しい創作和食[ぞろ芽]

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トレンドを抑えた本場のスペインバル[CHULETA]の店主・吉川さんからのご紹介で訪れたのは…

※前回の様子はコチラから

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教えてくれたのはこの方!
オーナー・吉川 明宏さん

[Gastromeson CHULETA]

住所/京都市東山区中之町200 鴨川ビル1F  MAP

営業時間/14:00〜24:00

定休日/火曜

TEL/075-525-7050

CHULETA公式サイト>>

大人の町家隠れ家[ぞろ芽]さんです。

Q.) [ぞろ芽]さんを、今回ご紹介してくださった理由を教えてください!

お腹の空き具合に合わせて、お任せで作ってもらえます。そして何より、何を食べても美味しいです。

Q.) どんな時に[ぞろ芽]さんを利用されますか?

ちょっと迷った時に行く、人生の先輩のお店です。

Q.) おすすめメニューを教えてください!

あなごの白焼き

 

今回、取材させていただく[ぞろ芽]さんは、紹介人である[CHULETA]の店主・吉川さんの姉妹店[sidra]の隣にあります。

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場所は、京阪三条駅11番出口から北へ徒歩1分の川端御池。

 こんな場所に店があるなんて!と、初めてお伺いする[ぞろ芽]さんに期待が膨らみます。

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少し奥まった場所へ足を進めると、民家やフレンチが軒を連ねる一角に[ぞろ芽]さんを発見!それでは早速、店内へ。

元々[うしのほね]の本店として店を構えていたこちら。22歳で[うしのほね]の門を叩いき、11年間、料理人としての腕を磨き、33歳で独立。のちに同じ場所で[ぞろ芽]として2008年9月9日に店をオープンしました。その料理人こそが[ぞろ芽]の店主・上野裕由さんです。偶然なのか、運命なのか、節目節目で見事にゾロ目が続き、『ぞろ芽』と名付けたそうです。

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オーナー・上野 裕由さん

[ぞろ芽]

住所/京都市左京区御池川端下ル孫橋町31-7 MAP

営業時間/17:30〜23:30

定休日/不定休

TEL/075-752-2825

「座って座って〜」と気さくなご主人。靴を脱いでカウンターへお邪魔します。

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8席ほどのカウンター席と、奥にはグループ用に10名ほど座れるテーブル席があります。

「お客さんとの距離を近くしたい」と、2017年7月7日にテーブル席メインから、カウンター席メインの店内に改装。 これだけの席数があるにも関わらず、ひとりで切り盛りされている店主からはバイタリティの高さが伺えます。

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カウンター上には[CHULETA]さんのマグカップが! ふたりの仲の良さが点在。微笑ましく、羨ましい。

[ぞろ芽]をオープンして6年目を迎えた頃、隣に[sidra]がオープンしたのをきっかけに、上野さんと吉川さんの仲は深まっていったそう。吉川さんが[ぞろ芽]にふらっと立ち寄っては、何気ない会話を交わし、休みの日には一緒に遊びに出かける日もあるなど、とってもアクティブなふたり。

「こっち(ぞろ芽)が予約で忙しい日には、sidraの従業員さんに手伝ってもらうんこともあるんですよ〜」と信頼関係の強さが伝わるエピソードも語ってくれました。

こちらの一番の常連さんであろう[CHULETA]の吉川さんのお気に入りメニューがこちら。

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あなごの白焼き1,100円です!
炭火で調理するという焼き物メニューからの至極の一皿。

脂が乗っている淡路産の穴子を使用。わさびの横に添えられた“炭塩”は、ヨーロッパ地方などでは、料理の仕上げなどによく使われるそう。普通の塩よりも旨みの余韻がふんわり後を引きます。

シンプルに炭焼きされたプリッとした穴子に、ワサビと炭塩を乗せてひと口でいただきます。ふんわ〜り鼻から抜けていくワサビの風味と、穴子の旨みを引き立てる炭塩。あ〜、日本酒がほしい。。と思わず呟いてしまうほど。「日本酒でも出しましょうか?」と、太っ腹な店主の言葉に甘えそうになりましたが、ここは我慢して、お酒の種類を尋ねます。

和食を中心に提供されていることもあり、やはり日本酒を多く取り揃えておられました。浪乃音酒造、松本酒造、斎藤酒造など、京都と滋賀の酒造を中心に10〜15種の日本酒が常時味わえます。もちろんビールや酎ハイ、焼酎もあるので、お好みでオーダーしてみてくださいね。

 

さて次は、待ちに待った店主・上野さんのおすすめの一品。 1月中旬の公開に合わせて、冬にぴったりの温まるメニューをご紹介していただきました。 それがこちらのおでん800〜900円です。

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なんとこちらの出汁は、カニ出汁なのだとか! 食べたことない。とても興味深い。
※仕入れにより食材は写真と異なる場合有り

季節メニューも豊富なこちら。冬の人気メニューのおでんは、大根、練り物、半熟玉子など5〜6種類が盛られています。パサパサした黄身が苦手な人のために、玉子を半熟にするのがこだわりなんだとか

玉子を割ってみました。

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玉子の中からとろ〜んと流れ出る黄身を逃さないように、上手に食べて。

風味が効いたカニの出汁が、見事おでんにマッチ!大根も箸がスーッと入るほど、よく煮込まれています。やっぱり日本酒がほしくなります。

 

今回、ご紹介できるのは2品だけですが、メニューの数は40種ほどあり、ジャンルも様々。 中でも牛すじを使ったメニューが多く、オーダーもよく入るそうなので、次に訪れた際には牛すじメニューを注文してみようと思います。

牛すじを含め、食べてみたいなと思うメニューがたくさんあり、「また来ますね」と言ったところ、「食べたいものあれば用意するよ」と、創作料理もお手の物な店主の上野さん。取材時には常連さんらしき方々からの予約電話が幾度か鳴り、懐深い店主との会話を楽しみたいと、こちらに集まってくるお客さんが多いことを感じました。そんな大人の隠れ家のような素敵な一軒に今後も注目です。

常連さんたちの人気者・上野さんが次にご紹介してくれたのはこちら!

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元・寿司職人が営むあの店へ…

※記事内に記載の内容は、2018年1月時点の内容となります。