ノスタルジックな雰囲気漂う[チャイニーズ きんちゃん]

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居心地のよい空間を追求したスペインバル[納屋町ワイン食堂カガネル]の店主・澤田さんからの紹介で訪れたのは・・・

※前回の様子はコチラから

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教えてくれたのはこの方!
店主・澤田 英紀さん

[納屋町ワイン食堂カガネル]

場所/京都市伏見区納屋町123-1

営業時間/11:30〜14:30(LO/14:00)、18:00〜24:00(LO/23:00)

定休日/不定休

TEL/075-601-3737

ノスタルジックな雰囲気漂う[チャイニーズ きんちゃん]です。オススメの理由を[納屋町ワイン食堂カガネル]の店主・澤田さんにお伺いしました。

 

Q.) [チャイニーズ きんちゃん]さんを、今回ご紹介してくださった理由を教えてください!

今度、伏見の飲食店のみんなでスタンプラリーをするんですが、そのイベントの開催を通して知り合いになりました。まかないメニューというものもあり、メニュー内容にも注目です。

Q.) おすすめメニューを教えてください!

「木くらげと玉子と豚肉の炒め」です。手頃な価格でこれ以外のメニューもどれも美味しかったです!

 

伏見エリアでのご紹介が続いているこの連載企画ですが、本当に伏見のお店の方々はとっても仲が良いのが伝わってきます。どこもハズレ無し!なお店ばかりなので、今回の取材も楽しみでなりません♪ということで、早速取材にお伺いさせていただきました。

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伏見稲荷の参道は、この日も多くの観光客で賑わっていました!

旅行サイト「TripAdvisor」にて「外国人に人気の観光スポット」で3年連続第1位誇っている伏見稲荷大社。京阪 伏見稲荷駅を下車し、参道とは反対側の師団街道に向かって歩くこと約2分。どんつきに見えてきたのが、今回ご紹介する[チャイニーズ きんちゃん]です。

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店主・宮北 幸治さん

[チャイニーズ きんちゃん]

住所/京都市伏見区 深草一ノ坪町41

営業時間/11:30〜21:45

定休日/木曜(祝日の場合営業、翌日休)

TEL/075-642-9084

公式Facebook >>

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1977年に店主のお母さんがスタートさせたこちら

実は、店主・宮北さんの実家は伏見桃山駅前で[中国料理 くれたけ]を営んでおり、"将来は中華料理屋さんになる"と文集に書くほど子どもの頃から中華料理屋は身近な存在だったそう。こちらの[チャイニーズ きんちゃん]は、今から40年前、店主・宮北さんのお母さんがこの地にオープンさせたのがはじまり。[中国料理 くれたけ]で働いていた店主が、その後、この[チャイニーズ きんちゃん]を引き継ぎ、今のかたちになったのだとか。

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ノスタルジックな雰囲気漂う店内

土地柄もあり、ランチタイムは海外からのお客さんや観光客も多いそうですが、夜になると一変。店主の座は宮北さんに譲ったものの、今でも現役だというお母さんを目当てに来る常連さんも少なくない、地元の方から愛される姿が見受けられます。

親子で受け継がれるお店のお話を聞いていると...やっぱり気になるのは料理の内容ですよね!お昼はラーメン・餃子・ごはんが付いて864円(税込)や焼飯・餃子778円(税込)などボリューム満点のセットメニュー、夜は麻婆豆腐626円(税込)やエビのチリソース1026円(税込)などの一品ものを中心に、豊富な品揃えとなっています。

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豊富なメニューの数々

それでは、早速[納屋町ワイン食堂カガネル]さんオススメの「木くらげと玉子と豚肉の炒め」を作っていただきます!

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木くらげと玉子と豚肉の炒め 1026円(税込)

見てください!この、餡がつやっつやに絡んだビジュアル!まずはこの見た目にノックダウンしてしまったLeafスタッフ。食べる前からごはんを注文したくてしょうがない葛藤にかられます。

さぁ、はじめのひと口はメニュー名の冒頭にもある木くらげと玉子をいただきましょう。まず、驚いたのが玉子の食感。このふわっふわの食感は、絶対に家庭では生み出すことができないもの。そこに、木くらげのコリコリッとした楽しい食感がマッチ。これぞ中華!というオイスターソースを基調にした味付けに、柔らかな豚肉をはじめ、たけのこ、ピーマン、人参...と、箸を進める手が止まりません。「仕事終わりに行ったらとても美味しかった」という[納屋町ワイン食堂カガネル]さんの言葉に同感!少し濃い目の味は疲れた身体を癒やしてくれます。ご飯もですが、ビールを進める手も止まらなくなりそうです。

さてさて、そんなひと皿目に感動しっぱなしでいると、次にこちらでオススメの一品が登場。

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お稲荷さんのきつねラーメン 810円(税込)

ご紹介いただいたのは、この地らしいネーミングのラーメン。その具の中には、稲荷大神のお使いとされる狐の好物"おあげさん"がふんだんに使われています。トロッとしたスープに、麺やおあげさん、煮込んで甘みの増した玉ねぎとふわふわ玉子が絡みます。

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箸を入れると、具だくさんなのがわかりますね!

醤油ベースですが、少し甘めの味付けにほっとしてしまいます。また、こちらでは、このきつねラーメンをはじめ「まかないシリーズ」と呼ばれるメニューなるものが!お母さんが作った粕汁にラーメンを入れてみると意外な好組み合わせが生まれたという「酒粕ラーメン」や、京都らしいしば漬けをチャーハンに入れてみるとこれまた好評だったという「京風しば漬ラーメン」など、まかないで人気だったものが実際にメニューとなっているのだとか。実は、一皿目の「木くらげと玉子と豚肉の炒め」もまかないで人気となりレギュラー化したのだとか!みんなが認める美味しい味だからこそ、ずっと人気のメニューとして注文も耐えないんですね。

中国からの観光客の方がこちらのきつねラーメンを食べて、伏見稲荷でお参りしたら金運がアップした!なんていう都市伝説的なブログの効果もあり、海外からのお客さんも多いという[チャイニーズ きんちゃん]。

それだけでなく、店主・宮北さんとこのお店を守り続けてきたお母さんの人柄を感じる、心温まる雰囲気だからこそ、多くの地元の方にも愛されている大衆中華料理屋さんになっているんですね!これからもどんどん増えるメニューを楽しみに、伏見稲荷に来た際にはもう一度足を運びたいと思える場所となりました。

次回もまだまだ伏見熱は続く!次は熱々の鉄板にソースが香るあのお店に向かいます。ヒントはこちら!

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※記事内に記載の内容は、2017年4月時点の内容となります。