東山浄苑 東本願寺で「除夜の鐘」を撞いてみた!大晦日に鐘を撞く本来の意味も聞いてみた!

みなさん、こんにちは。もうすぐ2019年が終わっちゃいますね〜。年を締めくくる大晦日には、年越しそばをすすり、紅白歌合戦を鑑賞し、テレビのチャンネルを回してカウントダウンを聞いて寝る。そんな何ともない一日を過ごし、翌年を迎えるWebLeafスタッフですが、今年はやってみたいことがあるんです。

それが、、

「除夜の鐘」を自分の手で鳴らすこと。

紅白歌合戦が終わった後、気がつけばテレビから「除夜の鐘」がゴーーーーンと鳴り響いて、それが一年を締めくくる合図なんだ、と体に刷り込まれているWebLeafスタッフ。

が、しかし、、

自分で除夜の鐘を撞(つ)いた記憶はない。イメージでは、除夜の鐘はお寺の住職(僧侶)が撞くものであって一般人が撞く機会はない、とWebLeafスタッフの除夜の鐘についての浅はかな知識から始まる今回の記事では、最後には「除夜の鐘」を鳴らす本当の意味を知り、今年は除夜の鐘を撞きに行きたい、と感じた話を紹介します。

「除夜の鐘」が体験できる東山浄苑 東本願寺へ

京都市山科区にある「東山浄苑 東本願寺」。ここは浄土真宗の本山寺院(東本願寺)だそうです。この本山の境内中庭に、浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の750回御遠忌記念として鐘楼堂(しょうろうどう※梵鐘が吊られたお堂)が建てられたそう。そして、2年前(2017年)から大晦日(12/31)は「除夜の鐘」、お正月(1/1〜1/3)は「賀正の鐘」として、一般の方でも鐘を撞くことができるように!

大抵、除夜の鐘が撞けるのは大晦日だけですが、こちらでは大晦日〜1/3まで可能。さらに、夜中ではなく昼間に鐘が撞けるのが魅力的なんです!

ということで、今回は取材として特別に体験させていただきます。

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東山三十六峰に連なる六条山に昭和48年に創建された「東山浄苑 東本願寺」。
本山寺院としてだけでなく宗旨・宗派を問わない納骨墓所としても有名なんです!

鐘を撞く前に、まずは苑内「嘉枝堂」にある本堂にお参りへ。
この本堂におられるご本尊は阿弥陀如来。阿弥陀という言葉には、阿弥陀仏が発する限りない智慧(ちえ)の光明(=無量光)という意味があり、仏様には無限の力があるということ、そしてまた寿命に限りが無い(=無量光)と仏教では教えられています。

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ご本尊に手を合わせて拝みます。神社のように手を叩くのはNG!

ここでいくつか気になっていることを、本山執務長の大谷さんに聞いてみました。

Q:仏さまに拝む意味って?
A:大谷本山執務長の話によると、仏さまを拝むときによく称えるお念仏「南無阿弥陀仏(なむあみだぶつ)」。このお念仏の南無(なむ)とは“お任せします”を意味し、「阿弥陀さまにこの身をお任せしますよ」と称えていることが、仏さまに拝んでいる意味なんだそう。

Q:で、任せるって何を?
A:仏教とは、『悟りをひらき仏となり極楽浄土に往生することを願う教え』だそうです。しかし人間には煩悩がありその煩悩こそが私たちを苦しめ、悩ませていて、なかなか自分の力(自力)だけでは悟りがひらけないそうです。しかしそんな煩悩がある人間を必ず仏とならせ極楽浄土に往生させようと願い(本願)見守ってくださる仏さまが阿弥陀如来だとお釈迦さまは説かれており、自分の力で仏となることが無理であると気付き、阿弥陀さまのお力(他力)によって仏となり極楽浄土に往生することをお任せしていくことが大事なんだそう。“自分も欲や愚痴にまみれた煩悩の塊だな〜!阿弥陀さまにお任せしなければ!!”と思う今日この頃ですが、人間には108の煩悩がある、ということはよく耳にする話です。

Q:大晦日に鐘を撞くこと
A:大晦日に鐘を108回撞くのは、世間の寺院ではこの108の煩悩を祓うために撞かれるそうですが、ここでは、「108もの煩悩がある自分に気付き、そんな煩悩ある自分を見守ってくださる阿弥陀さまのご恩に気づかせていただく」仏事として行われているそう。そして、鐘を鳴らすことで“今年も一年、お見守りくださりありがとうございました”と阿弥陀さまに感謝をお伝えするのだそうです。

気になる疑問が解消されたので、実際に鐘を撞いてみました!

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1、2の3!ゴーーーーーン(全力で撞く!)
阿弥陀さまに届け〜!

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鐘の下に入っても良いよ、ということでこの状態で鳴らしてもらいました。
え、本当に鳴らすの?
ゴーーーーン
耳がジーンとすると思いきや、心が鎮まる不思議な感覚

甘酒とお菓子は特典で付いてくる!先着で〇〇も

鐘を撞くと特典で付いてくるのが、「特選あま酒」「本山御紋菓子」。これがねぇ、冷えた体に染みるんです。

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六角堂でホッと一息

さらに、各日(12/31、1/1〜3)先着108名には「無量光」にちなんだ“無量香”という匂い袋が授与されます。“煩悩を持った私たちを阿弥陀さまが救うと願う働きが香りになって守ってくれる”というので、カバンに入れて持ち歩きましょう!

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この日のためだけに授与される特別なものなのです!

 

新年の思いを綴る

鐘を撞いたら、次は新年の思いを綴りに「初灯明(※神仏に供える灯火のこと)」へ。“南無阿弥陀仏”と書かれた行灯に、自分の名前と今年の思いを綴ります。

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あれもこれもと幾つも書きたくなるWebLeafスタッフ。
早くもひとつ目の煩悩が現れたか…ハッ!(驚)

幻想的な光と音に包まれた中、仏様に奉納し、新年への思いを込めて拝みます。

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2019年ありがとう!2020年よろしく!

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特別な空間に惹き込まれます

これまで初詣しか行ってなかったWebLeafスタッフ。今思えば、一年を振り返り、人との出会いや出来事に感謝をせぬまま、年明けには願掛けざんまい。大晦日には一年の感謝を、そして新年の始まりには「今年も幸せな年でありますように」と願いを込めに、鐘を撞くことがとても大切な行事だと感じたのでした。

皆さんも、ゴーーーーーンと鐘を撞いて、一年を振り返り、感謝をしてみませんか?日中に体験できるので、子どもたちも一緒に家族で参拝を。


歳末昏時「除夜の鐘」
毎年12月31日 11:00〜14:00

修生会「賀正の鐘」
毎年1月1〜3日 11:00〜14:00

ひとり(一撞き)500円
ふたり(二撞き)800円


東山浄苑 東本願寺

Tel. 075-541-8391
京都市東山区上花山旭山町8-1
9:00〜17:00
駐車場100台
無料送迎バスあり(詳細は下記HPをチェック)

詳細はこちらから

東山浄苑 東本願寺公式サイト>>

東山浄苑 東本願寺公式サイト>>

※こちらの記事は、「東山浄苑東本願寺」スポンサーのもと、公開しております

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