想像を超える表現『文化庁メディア芸術祭京都展 Ghost』を鑑賞しに行ってきた!

みなさん、こんにちは。演劇、音楽、アートなど、2018年は芸術鑑賞を楽しみたいと思っているLeafスタッフです。
その第一弾として、2018年1月14日(日)から2月4日(日)の期間、ロームシアター京都で開催している『文化庁メディア芸術祭京都展 Ghost』を鑑賞しに行ってきました!

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地下鉄東西線東山駅から徒歩10分

文化庁メディア芸術祭とは、アート、エンターテイメント、アニメーション、マンガの4部門に置いて優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルのこと。

1997年から毎年開催されており、東京で行われる受賞作品展に加え、地方ごとのテーマを設けた展覧会などもあり優れたメディア芸術の鑑賞機会を提供しています。

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今回の『文化庁メディア芸術祭京都展 Ghost』は、これまでの受賞作品を中心に独自に企画。人間の想像力が生み出したもののひとつ・幽霊(ゴースト)をテーマに、想像力を掻き立てる作品を一堂に集めたそう。

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一体どんなゴーストに出合うことができるのか、
興味深い気持ちを胸に会場へ向かいました!

会場は1〜3F。各フロアによりテーマが決められています。

まずは、“ぽっかり広がった異界への入り口”と示された2Fへ。
早速、アート作品を発見。

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津田道子(日本)
『あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょうか?』
1月28日(日)には津田道子さん本人によるトーク+パフォーマンスも。

四角いフレームがあらゆる角度で吊り下げられ、鏡、スクリーン、空洞のフレームに囲まれます。一瞬、自分はどの位置にいるのか彷徨う不思議な感覚

すぐ隣には、テープが流れ落ちていく不思議な作品が!

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第17回アート部門審査委員会推薦作品/和田永(日本)
『時折織成-Weaving Records-』

ISSEI MIYAKEのパリコレクションで、音楽担当を任されたこともあるアーティスト兼ミュージシャンによる作品。テレビのブラウン管やオーディオなど古いものを使ったアート作品が多い作家なのだとか。

流れ落ちるテープの自由な動きは、予測不可能な動きをするので、つい足を止めて見てしまう。テープが最後まで流れ落ちると、元に戻すために高速で一気に引き上げられます。この時に流れる奇妙な“音”に注目してほしい。Leafスタッフが想像していた音とは全く違う音色が流れ、少し唖然としてしまいました。あなたが想像する音と、実際に流れる音は果たして一致するでしょうか。ぜひ楽しんで。流れ落ちるテープの模様が、毎回変わるおもしろさもあります。

 

続いて3Fの“記憶と記録、通り過ぎゆく通路”

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BOOK & ART GALLERIA
京都岡崎蔦屋書店がプロデュースする展示スペース

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東日本大震災の後に発見されたアルバムの家族写真に着想を得た作品や、超能力を目に見える形で表現した人気コミック『ジョジョの奇妙な冒険Part8』の展示など、目に焼き付けておくべき作品が集結。

1Fの“覗き見る窓たち”へ向かうと、早速インパクトある映像が登場。木枠の映像に映るのは、ドイツ人男性。

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第19回アート部門優秀賞/KASUGA(Andreas LUTZ/Christoph GRÜNBERGER)(ドイツ)
『Wutbürger』

ひとりで淡々と喋っている彼は、なにやら怒っているようにも見える。彼のトークがエスカレートするとともに容姿も様変わり。気になる人は、気長に彼の行動を眺めてみて。

こちらは一見、ゴミのように見えるが実はロボット。

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第16回アート部門新人賞/YANG Wonbin(韓国)
『Species series』

このロボットを街中に置いて、どのような動きが見られるか実験がスタート。ロボットが、どのように生かされるか気になり、しばらく見てしまいました。

 

自分の携帯から表示している電話番号にかけると、9分間の映像が流れ出すこちら。

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第18回新人賞/Alex VERHAEST(ベルギー)
『Temps mort/Idle times-dinner scene』

この中に描かれている人物は9人。じっと見ていると“何か”に気づくはず。その“何か”を探りに来て。

エントランス正面には、人物画がずらり。

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第19回アート部門審査委員会推薦作品/Patrick TRESSET(フランス)
『Human Study, 5 Robots Named Paul (5RNP)』

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Paulと名付けられた5台のロボットが、人間をあらゆる角度からスケッチします!
「描いてほしい!」という方は現地で予約してくださいね。

さて、今回の取材では、すべての作品を紹介できませんでしたが、紹介した作品以外にもハッと思わせる作品はまだまだたくさん点在していました。

芸術を鑑賞することは、目の前の作品に没頭できるので気分転換にもなり、充実した時間となりました。ひとりでゆっくり鑑賞するも良いですし、友人と意見交換しながら鑑賞するのも感性の違いが表れて面白そうです。

『文化庁メディア芸術祭京都展 Ghost』は2月4日(日)まで。想像を超えた作品の数々に出合いに、ロームシアター京都へお出かけてしてみて。

■文化庁メディア芸術祭京都展 Ghost

開催期間/2018年1月14日(日)〜2月4日(日)
場所/ロームシアター京都(京都市左京区岡崎最勝寺町13)
料金/無料

○問い合わせ
Tel. 075-771-6051 (ロームシアター京都)

文化庁メディア芸術祭京都展 公式サイト>>

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