ホタルを見にいってみた
- 2014/6/2(月)
- 京都・イベント
夏に向けていよいよ蒸し暑い天候になってきました。そんな初夏の風物詩のひとつ、ホタルを見に、今回はWEBLeaf編集部のノセが「プレホタル鑑賞会」へいってきましたよ!
向かったのは、精華町にある[けいはんな記念公園]です。市内から電車とバスを乗り継いで約1時間、目の前に鬱蒼と茂る森のような公園が見えてきました。
入園後、水面上約10mにかかる観月橋を渡って辿り着いたのは、日本庭園をモチーフとした水景園です。ここでゲンジボタルが育てられているそうなので、さっそく暗闇のなか、息をひそめてホタルを待ちます。
観月橋。高所恐怖症の私は足元がプルプルプル・・・。゚(゚´Д`゚)゚。
ですが、橋を渡らない地道もあるのでご安心を。
・・・10分が経ち、20分が過ぎ・・・しかし、待てど暮らせどホタルに遭遇できず。。。
そこでスタッフの方にお聞きしてみると、この日は寒く、遭遇するのはなかなか難しいかも、とのこと(ll゚◇゚ll) そんなことを聞いちゃあ、余計に見たくなるのが人間の性。願をかける勢いで強く、強く念じて再び待ちます。
この思いが通じたのか、暗闇に" ぽ~っ "と輝く光の塊が!慌てて一眼レフでパシャリ。
・・・あれれ。やんわ~りにしかうつらない(汗)。このままでは、この感動を伝えられない!と、あたふたしていると、再び" ぽ~っ "と輝く光が。
少し近くに寄ってみると、なんとホタルがスグソコにいるではありませんか!この千載一遇のチャンスを逃すまいと、気がつけば腰がひけるほどの忍び足。そ~っと、そ~っと、歩み寄り、息をのみながらもう一度撮影してみます。
残念ながら私の撮影力ではこれが限界だったので、[けいはんな記念公園]さんに写真をお取り寄せしてみました。
ちなみに、蒸し暑くなるこれからだと、こんなに飛ぶ日もあるようです。ぜひ、自分の目で見てみたいですよね!
さて、ここでホタルの生態について、スタッフの方にお話しを伺ってみました。
Q.)ホタルは夜にしか輝かないのでしょうか
昼間でも、暗いところでは光ることもあります。ただゲンジボタルは夜行性で、光るのは求愛の為なんです。そのため、明るい昼間に光っても相手に伝わらないので、日中は涼しい草陰などで休んでいます。
Q.)ホタルってどんな風に育つのですか?
この公園では、ホタルの幼虫を育てています。その幼虫を3月頃園内の池に放します。1ヶ月ほど水の中で生息した後、幼虫は水から上陸し、土の中に潜り、さなぎになります。その後、1・2ヶ月で羽化し、成虫となり、飛翔します。
Q.)メス、オスはどうやって見分けるのですか?
オス、メスともにお尻の部分が光るのですが、その光る筋がふた筋かひと筋かで区別がつきます。オスはお尻の先とそのすぐ上の二筋、光ると半円状に見えます。一方、メスはお尻の先は光らずにその上の一筋だけが光ります。
また、飛翔して光っているのは主にオスで、メスは草陰などにじっとしているのでなかなか見つけることができないんです。
これを私の拙 い画力で描くと・・・
こんな感じです。これによれば私が撮影したホタルはオスだったようです。
ホタルの生態について学んだところで、最後に館内へ移動。こんな風に、ホタルの一生を描いた掛け絵や、ホタルの格好になって記念撮影もできます。
ホタルに変身!
遊びながら自然に触れ合い、学べる、ホタルの魅力がたくさん詰まった[けいはんな記念公園]。ホタルに会いに、ぜひ訪れてみては?
【 水景園のホタル鑑賞会 】
日程 :2014年5月24日(土)~6月15日(日) ※木曜日を除く
時間 :19時~21時半(受付終了21時)
場所 :[けいはんな記念公園]水景園
料金 :一般300円、小中学生150円 ※未就学児無料
定員 :なし ※土日は混雑が予想されます
雨天 :開催
【 ホタルコンサート 】
日程 :2014年6月6日(金)クリスタルフルート、6月13日(金) オカリナ
時間 :19時15分~20時
場所 :[けいはんな記念公園]水景園
定員 :なし
雨天 :開催