町家のごはん処は、ホッと心も落ち着くことができる場所。懐かしいような、イマドキのような、そんな店内で、ゆっくりと店の雰囲気ごと味わって欲しい。今回は“ごはん”に限らず、町家を楽しめる施設や、町家暮らしも紹介!もちろん、観光にもおすすめ!
町家を活かしたゲストハウスや片泊まりの宿が増えている。
観光に来る人におすすめしたり、宿泊客以外でも利用できるカフェで旅人たちと語らったりと活用したい。





築100年以上の町家を改装した、西陣にあるオリエンタルなゲストハウス&カフェ・バー。入口すぐの[多国籍Cafe & Bar VENTEN]は、宿泊客のサロンとしてはもちろん一般客も利用可能。鷹峯の有機野菜などの食材を使ったカレーやサラダなどのベジタリアンメニュー、有機紅茶、[丸久小山園]の抹茶などを、庭のテラス席でいただけば、風の通る町家ならではの心地良さを体感できる。宿泊施設は3つの個室と女性専用のドミトリーがある。一棟貸切で宿泊付きのウェディングも受け付けている。

築80年ほどの町家を改装した1軒を、1日単位で借りられる。10名までOKで、カップルや友だち同士、家族、イベントなど様々に活用可能。1階に2部屋、2階に3部屋。大正時代のランプが配された和室で、昔ながらの町家生活を体感できる。信楽焼の特注風呂も魅力の一つ。観光シーズンは価格の変動あり。今秋、麩屋町通松原下ルに3軒目をオープン予定。
nao炬乃座 別邸梅小路

清水寺や三十三間堂に程近い、築100年の元料理旅館をリノベーション。「旅人同士が仲良くなれる場を」と、レトロな雰囲気のカフェも備えた片泊まりの宿が誕生した。外国人のゲストも多く、多国籍な触れ合いに心が弾む。2階の客室には共用のキッチンや洗濯機も。シャワーはあるが、近くの銭湯へ足を運ぶのもおすすめ。カフェは宿泊客以外も利用可能。
五条ゲストハウス

薬屋を営んでいた大正時代の町家が、昨年春にゲストハウスに生まれ変わった。手入れの行き届いた館内は、できるだけ元のままの姿をとどめて改装。素泊まりのみだけど、タイル張りの共有キッチンを使って自炊でき、ひととき町家暮らしの気分に浸れそう。4部屋の個室以外に、1人2500円で泊まれる女性専用ドミトリーもあってリーズナブル。
ゲストハウス 錺屋

竹や葦、檜などを薄く削ったへぎ板を編んだ天井のことで、茶室や数寄屋風の座敷などでよく見られる。
表から裏まで続く細長い土間のこと。表側の“店庭”と、炊事を行う“走り庭”を結び奥行きのある家屋の風の通り道でもある。
現在の台所となる走りにあった竈(煮炊きするための設備)を京都では敬愛を込めて、“おくどさん”と呼んだ。
本来は茶室の庭先に低く据え付けた手水鉢として使われたつくばいも、今では庭に涼を呼ぶアクセント。