
10月2日、3日、上賀茂神社にてアブドゥーラ・イブラヒムによるピアノコンサートが行われる。
アブドゥーラ・イブラヒムは、かつて「ダラー・ブランド」の名で知られた南アフリカ出身のピアニスト。彼は1934年にケープタウンで生まれますが、1960年代、ミュージシャンとしてのチャンスを求めてスイスに渡った際にデューク・エリントンに見い出され、1969年に発表したソロアルバム『アフリカン・ピアノ』によってジャズ界に確固たる地位を築きました。
1970年代にはイスラム教に改宗し、イスラム名アブドゥーラ・イブラヒムを名のるようになりますが、アパルトヘイト体制が厳しい南アフリカを離れざるを得なくなり、ニューヨークに拠点を移します。その頃から作品はいっそうオリジナリティの強いものになってゆきます。
エリントンやモンクの系譜を受け継ぎながらも、祖国南アフリカの色彩を強め、シンプルでありながらも複雑な思考性を秘めるメロディとハーモニー。それらは『Ode to Duke Ellington』や『African Marketplace』など、数々のアルバムで味わうことができます。
近年もケープタウンやドイツを拠点に欧米、アフリカ各地を行き来しながら、コンサートやアルバム制作など精力的な活動を繰り広げるアブドゥーラですが、日本にもたびたび訪れ、日本文化にも深く傾倒しています。そんな彼が京都・上賀茂神社でのコンサートを初めて実現させたのは2003年10月のこと。「光に包まれて演奏した」「素晴らしい体験」と自ら興奮して語るほどの名演を披露してくれました。その感動を再び、ということで2006年秋に2回目のコンサートが実現。そしてアフリカでのワールドカップ開催の今年2010年、再度、彼のリクエストに応える形で3度目のコンサートを企画する運びとなりました。崇高な空気のなか、比類なき美しいピアノの響きに身を浸してください。
「長い間、世界各国、さまざまな土地で演奏してきたが、京都(上賀茂神社)での体験は、いつも間違いなく最高のものだ。身も心も清められ、私は完全に音楽に没入する。そしてこのステージを実現してくれる人々の格別の愛と共感、思いやり。彼らの笑顔の中で、私はまるで故郷に帰ったかのような安らぎと感動を覚えるのだ。」 Abdullah Ibrahim
日時/2010年10月2日(土)・3日(日) 午後6時開場 午後7時開演
会場/上賀茂神社
チケット/6000円(前売りのみ) *残りわずかとなっています
前売り券取扱/Lush Life 京都市左京区田中下柳町20 TEL 075-781-0199
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