リーフ京都:京滋ジャーナル

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Takashi Ito Exhibition 恋する虜-The Dead Dance

itotakashi.jpg2008年3月、京都芸術劇場・春秋座で発表されたダンス公演『恋する虜-ジュネ/身体/イマージュ』。

フランスの小説家・ジャン・ジュネのテクストに基づいて創作されたダンス作品が、今回、日本を代表する実験映画作家として知られる伊藤高志の手により映像インスタレーションとして蘇る。

芸術作品は数えきれないほどの死者たちに捧げられているのだとジュネは言い、また、現代の都市で劇場が建設されうる唯一の場所こそ墓地なのだとも述べている。ダンス作品『恋する虜-ジュネ/身体/イマージュ』も、さまざまな「死者たち」を召喚するものとして上演された。そしてそこではダンサーたちの身体と映像の関わりのなかで、伊藤高志の作品に通底する「不在」「亡霊」「分身」「倒錯」などのテーマが、ジュネの言葉と響きあう。今回の映像インスタレーション版では、ダンス公演が行われた同じ京都芸術劇場・春秋座の空間を舞台に、文字どおりイマージュとなった「死者たち」だけが登場し、踊ることになる。

インスタレーションの素材には公演に出演したダンサーの映像が用いられるが、もちろん単なる再演でも再現でもなく、いわばそれ自体がダンス作品の「分身」であり「亡霊」である。実在と不在、現実と幻影、エロスとタナトスが、ジュネの言葉に倣えば「手袋のように裏返る」ことによって、ダンスはどのように現れ、劇場はどんな空間へと変貌することになるだろうか。観客を「死者たち」の国へと誘いながら、今日における映像と身体の関係を改めて問い直してみたい。


itotakashi2.jpg■Takashi Ito Exhibition 恋する虜-The Dead Dance

日時/2009年1月17日(土)13:00~20:00
18日(日)12:00~17:00 ※時間内随時入場可
会場/京都芸術劇場 春秋座
    〒606-8271
    京都市左京区北白川瓜生山2-116 京都造形芸術大学内
料金/無料


【関連企画】
劇場ホワイエにて関連トークを開催
日時/2009年1月17日15:30~
出演/伊藤高志 他


◇伊藤高志
京都造形芸術大学映画学科教授。1983年九州芸術工科大学画像設計学科卒業。大学在学中、松本俊夫のもとで実験映画を学び本格的に映画制作を開始。卒業制作で16ミリ映画『SPACY』(1981)を発表。国内外で高く評価され1995年にフランス・クレルモンフェラン短編映画祭にて"短編映画の1世紀"の100本の中の1本に選出される(パリ、ポンピドーセンター所蔵)。1984年より映画配給会社シネセゾンに勤務する中、毎年1本のペースで実験映画を発表。1993年より京都芸術短期大学の教師となり『ZONE』(1995)『モノクロームヘッド』(1997)などの自己の内面を掘り下げる短編映画を制作。また石井聰互や林海象の劇映画における特撮、劇作家如月小春や川村毅、美術家森村泰昌、ダンサーの山田せつ子や伊藤キム、岩下徹といった他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っている。


◇お問い合わせ◇
京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター
TEL/075-791-9437
URL/http://www.k-pac.org/theatre/koen/2008/sy090117/top.html

CATEGORIES [Art]

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